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カメラへの執着(その1)

3本目の今回は、俺のカメラへの執着について。

俺が最初に自分で写真を撮ったのは中学の修学旅行、
親に借りた京セラのコンパクトカメラだった。
35年も前の話だから当然フィルムカメラだ。
それでも、自分でシャッターを切る感覚が楽しかった。

そして、遠い親戚の叔父がカメラマニアで、
様々な一眼レフを所有して、
自分で撮った写真を額に飾っていた。
そのカメラを触らせてもらいながら、
一眼レフのカッコよさに目覚めて行った。

社会人になって、ようやく自分の金で一眼レフを買えた。
東京出張中、秋葉原のビックカメラで手にしたカメラに一目惚れして、
予算に合わせる為にレンズのグレードを下げて購入した。
PENTAXのZ20、AF速度が当時最速の一眼レフだった。

なけなしの金を叩いて買ったカメラだ、
最初は楽しくて羽田空港の展望デッキや、あちこちの駅で
写真を撮った。
ただ、現像代も馬鹿にならないので、厳選してシャッターを切った。
しかし、今みたいに簡単に写真の極意が調べられるわけではないので、
勉強するにもどうしたらいいかわからず、
結局プログラムオートで撮るだけだった。

そのうち、SIGMAの望遠も買い、レリーズや三脚も買った。
走行会の写真を撮らせて貰う機会もあった。
ただ、やっぱりどう扱ったらいいのか勉強できず、
そのうち、ホコリを被るようになり、
最後はオークションで売り払った。

それからは写真から遠ざかっていたが、
その写真欲がまたフツフツと湧き上がってきたのが、
ある人の写真だった。
ニコニコ動画で迷列車動画をアップしてたその方が
動画内で上げていた新幹線の写真が、
俺が所有することになる「α77」で撮られた写真だった。

その頃の俺は何度か転職を繰り返し、
様々な悪条件が重なって羽振りが極端に悪くなっていたので、
当然新品が買えるわけもなく。
暫く我慢の日が続く。

転機が訪れたのは、それからすぐだった。
知り合いの走り屋さんが、
とある議員候補さんの決起集会の撮影を手伝って欲しいと声をかけてくれたのだ。
ただ、俺はデジタルカメラを持ってなかったので、
慌ててリサイクルショップに走り、
とりあえず良さそうなネオ一眼を買った。
それがコニカミノルタの「Dimage Z3」だった。

そこで写欲にまた火が付いて、
色々撮りまくった。
そして、α77が余計に欲しくなった。

そうこうしてるうちに、中古で出回ってるのを発見し、
遂に、パラシュートなしのスカイダイビングをする覚悟で
α77を手に入れたのだった。

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それからは、望遠・超望遠・単焦点・三脚・フィルター・レリーズなど
ほとんど中古で買いあさり、
ついでにミノルタレンズにまで手を出して、
立派にレンズ沼にもハマっていったw

今回はここまで。

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