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#アナザースカイ茶の木の下

茶の木の下は空洞のようになっている。空洞というか、通路になっている。だれかの専用通路になっている。そのだれかとはだれだろう。

春、桜の咲く頃に、茶の木の下にもぐりこんで桜の花を見ると、うんと高いところにある桜の枝が、存外近くに見える。茶の木は、よくある若い緑色の若葉がそろった茶畑の姿ではなく、古くなって枯れた枝や苔とヤドリギのいる枝があったりして、アナザー茶の木。

茶の木の下にいて、空を見上げていたいよね、だがしかし、季節はまだまだこれから冬じたく。冬は雪が降らないときにまた、おーいどこにいるのー、と探されながら、茶の木の下にもぐっていたい。

来年のウチのお茶実験室の日程調整もそろそろ考える。

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