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ポエムになった独白

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遺書を書いていたはずだったけど、ポエムになった。
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#友達

君が俺の前から消えた日。

君が俺の前から消えた日。

『雨は好きかい』
『考えたこと、なかったな。本を読んでいる時に、雨が降っていれば落ち着く』
『曇りが好きって言わないんだね。』
『好きな映画だけど。俺の話でしょ。』

雨音を聞いて、ふと
友達なんかいらない人だ。
なんて、つぶやいてみた。
口には出してなかったかもしれない。

夜が柔らかな綿毛の素振りで、優しく俺を包んでいる。
『こういう時は、思い出に浸ってのんびりしなよ。』
苦しむ事を知っている

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