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オタクこそ資産運用を! ~FIREとも、セミリタイアとも違う! 好きなことに投資する「ディレッタント」への道~

ディレッタントとは?

 皆さんは、【ディレッタント】という言葉をご存知でしょうか?

 テーブルトークRPG『クトゥルフ神話 テーブルトークRPG』にてプレイヤーが選べる職業の一つです。
 実在するライフスタイルらしく、日本語では「好事家」というそうです。
『Weblio辞書』で調べると、「芸術や学問を趣味として愛好する人」を指すそうです。
 オタクとアマチュアの間みたいな感じでしょうか?

 ボクはフリーターながら投資をしていて、700万近くまでお金が貯まりました。
 しかし、いざ使おうとなってふと気がついたのです。

「節約生活をしすぎて、頭が仙人みたいになってるやんけ!」と。

節約と投資をしていたら、仙人みたいな思考になっていた。

 きっかけは、小説を書いていたときでした。

 ボクは作家です。
 書籍化していないので「プロ」と言うべきかは謎ですが、2022年度の「カクヨムツクールコン」で大賞を取った実績はございます。
 副業で、アダルト関連の作品も書いております。

 当時のボクは、ネット小説系向けの作品を書いていました。

 しかし、どうも主人公が達観しすぎているんですよね。

 本来小説の主人公というのは、
「なにかを欲していてたまらず、もっとも作品世界において不利益を被っている状態の人物」
 なはずです。

 が、ボクの作品のキャラは、特に目的なんてなく、ぼんやり生きています。

 なぜだ!
 
 答えは簡単でした。

 ボク自身が、何も求めなくても暮らしていける生活を送っていたから。

 これでは、魅力的な人物など書けるはずもなく。

 かといって、四〇後半にもなって今更フリーターで何を求めるのか。
「婚活」とかもありえへん。

 しかし、じっくり自分と向き合った結果、物欲自体はあったのです。

 それが「映画のサブスク」だったのです。

そうだ。ディレッタントになろう!

 物欲復活の転機となったのは、投資関連の動画を見たときでした。
 以下のアドバイスを、話していたのです。

「無用なサブスクは解約せよ! その資金を全部投資に回せ!」

 この考えを聞いて、ボクは「待てよ」と思ったのでした。

「ちゃうちゃう! オレは映画をのんびり見るために、金貯めてたんやんけ!」
 と、思い直したのです。
 
 たしかに、まったく使っていないサブスクは解約すべきでしょう。

 しかし、ボクはU-NEXTもアマゾンプライムビデオも使い倒しています。
 kindle unlimitedの商品も、穴が開くくらい読んでます。


 現在ボクはVYMという「海外高配当ETF」に投資しています。

 海外の一流起業の株の詰め合わせパックのことを、海外ETFと言います。
 
 70万弱投資して、税引き3000円ほどの分配金を得ました。
 そのお金は、映画のサブスク代に回します。
 そういうことをするために、ボクは投資をしていたのです。
 ようやく、そのことを思い出しました。

 さらに、「カバー株式会社」という会社が、2023年4月に上場しました。
 ご存じの方もいらっしゃると思いますが、あの「ホロライブ」の運営会社です。
 
 SBI証券でも、買えるようになったのです。
 ボクはまだ買ってませんが。
 
 そういう「オタ業界」にガッツリ投資すること。
 これこそ、ボクが資産を増やす動機だったのです。

 仙人みたいにミニマムに生きることが、ボクの目的ではないのです。

 つまり、「そんな詳しくないけど、好き」というジャンルに金をつぎ込むことを、ボクは投資の指標として持っていこうと考えました。

FIREでも、セミリタイアでもない生き方

 ボクが投資を始めたのは、作家を目指す際に、骨折したときでした。
 タイピングできなくなって、ふと
「お金持ちと貧乏の違い」
 みたいな動画を見たときです。

 どの動画は、「お金に働いてもらう生き方」を説明していました。
 これはええ、と思ったのです。
 金に代わりに働いてもらうって、めちゃ楽やんけ、と。

 まあ、いざやってみると投資って大変でしたが。

 とはいえ、ムダではないと思います。

 世間では「セミリタイアやろうぜ」とか「FIREしよう」という意見があちこちで聞かれます。

「FIREなんて生き方は、いずれ飽きる」
「一生懸命働く場がなくして、なにが人生か」

 という否定的な意見もあれば、

「ギスギスした職場を離れて、自由に生きる」
「自分には合っていた」
 
 といった、肯定的な意見もあります。

 その中で、ボクはどういう道を進もうかなと思ったときに、

「ディレッタントって方向性もあるやん!」

 と思い至ったのです。

 映画好きなので、『映画系ディレッタント』と名乗ろうかなと思っています。

セミリタイア=隠居という考えは、間違い

 
 世間では現在「新NISA」制度開始に伴い、
「セミリタイアしようぜ!」
 という意見が多く見受けられます。
 動画でも、ブログでも、Twitterでも。

 そこでお聞きします。
 皆さんは、セミリタイアと聞くと

「つましい生活を強いられる」
「誰とも会わない、隠居みたいな生活」 
「ミニマリズムという最効率を要求される」

 なんて想像を、されていないでしょうか。

 ボク個人としても、そういう生き方はまっぴらだと考えています。

 ボクがセミリタイアしたい理由は、
「作家生活の維持のため」
 です。

 作家業をするために少しでも勤務時間を減らしたい。
 映画を見る時間を、一秒でも確保したい。

 そんな気持ちから、貯金を資産運用するようになりました。

「具体的なディレッタントって誰?」
 と言われても困ります。
 誰ですかね……。所ジョージさんとか、フリーライターのマフィア梶田さんですかね?

 ただ、ボクが目指すのは「隠居ではない」のは確かです。

 いわゆる「オタ部屋」って憧れているんですよね。
 推しのバーチャルYouTuberのグッズに囲まれている人とか。
「平成レトロ部屋」とか。
 それこそ先述のマフィア梶田さんなんて、専用のガレージ持ってらっしゃいます。そこにイカツいバイクや車を入れています。

 ああいうのも、ボクからすると投資かなと考えています。

 この手の人たちって、一部の人からは「子ども部屋おじさん」とかいう蔑称で、非難されています。

 でも、好きなものに囲まれるって幸せじゃないですか。

 ボクは、ああいった「大好き資産」で周りを囲む生活って楽しいだろうなと、思いますね。

 セミリタイアって、「必ずミニマリズムを要求する」ものではない、とボクは考えています。

 資産運用などで財産を増やす。
 ちょっと働く時間を抑えて、スキな活動に専念する時間を作る。

 そうやって、自分を充実させていくのも、大切な時間だと思うのです。

「モヤシを食え」とか、「FXやれ」とは一言も言っていません。
 
 方法さえ分かれば、無理なく資産は増えていきます。
 少なくとも、貯金はできるかなと。
 投資額は、ちょっとずつでいいんです。

まとめ 作家志望者こそ投資しようぜ!

 最後に、ボクは声を大にしていいたいのは、
「作家志望者は投資にも目を向けようぜ」
 ということです。

 とかくオタクという人種は、お金の話を嫌います。

 ですが、お金がなければ推し活もできません。

 ボクはアマチュアながら作家業をしているかたわら、推し作家の作品を買ったりしています。投げ銭もします。
 そういうことがしたくて、お金を貯めているのです。
 副業も、投資だってするのです。

 推しが潤えば、ボクも潤う。
 作家業に精がつく。

 ボクはそう考えて、ディレッタントを目指しています。 

 


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