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diddyworksはスポーツのオンラインコーチングを届ける会社

こんにちは!
仙台でdiddyworksというスポーツテックの会社をやっている三浦です。
diddyworksは「スポーツと生きれる世界をつくる」をミッションにスポーツとITを掛け合わせた事業を展開しています。


今回は会社として取り組んでいるスポーツ領域におけるオンラインコーチングについて考えている事を書いてみたいと思います。


なぜオンラインコーチングなのか?

早速なぜオンラインコーチング?という所から
これは2つの課題感が起点になっています。

まず1つ目が、「スポーツ教育への課題感」です。

これは、下の記事でも書いたように今のジュニア世代のスポーツ教育環境はとてもじゃないけど良い環境とはいえません。

特に中学校の部活では、生徒が入学するタイミングでその学校に専門的な指導ができるコーチが在籍するかは運次第で、生徒自身ではコントロールできない外部的な要因に大きく左右されているのが現状です。

多くの子供が選択肢が少ない状態でスポーツを始め、適切とはいえない環境でスポーツを経験することになります。

この課題は生徒だけでなく、専門性がない部活動を担当する事になった先生方も本当に大変そうで、どうにか子ども達のためになりたいけど、思うような指導ができない事に大きなストレスを抱えています。

このような課題は中学校に限らず、ジュニア世代の多くが抱えている課題で、地方に行けば行くほど選択肢が減り、この課題は顕著になっていきます。


そして2つ目が、「コーチが稼げない問題」です。

スポーツをやっていると、いつか必ず引退するタイミングが来る。
そこから自分が培った技術や経験を次の世代に伝えていくためには、まずこの稼げない問題が大きな壁となります。

どこに教えて欲しい生徒がいるのか、どこで教えることができるのか?
また、学校が終わった時間帯だけをターゲットにスクールを展開しても場所代の事や限られた時間を考えると上限が見えていて仕事にするのは難しいとすぐに分かる。

そこで多くの人は仕事にするのは諦めて、スポーツと距離を取り始める。
又はボランティアで指導できる場所を探して活動していく。
ただそのボランティアも多くの人は長く続けることは難しい。

多くの事を犠牲にして必死で身につけてきた技術や経験がこうやって次世代に繋がらない現状をなんとかしたい。
スポーツを続けてきた人の価値が最大限発揮できる社会にしたい。
これが2つ目の理由です。

この2つの課題感から、
「子供たちに選択肢を創り、最適なコーチングを届ける」
を目的として、生徒とコーチの物理的な距離や時間的な制約を超えてコーチングを届けることができるオンラインコーチング事業をスタートしました。


どうやってオンラインでコーチングするのか?

実際にどうやってオンラインでスポーツをコーチングしていくのか。

これは自分たちも今試行錯誤しながら最適な形を探している最中です。
多くの生徒やコーチにご協力頂きながら、生徒の成長に寄与できるオンラインコーチングの形を仮説検証を繰り返し模索しています。

その中で分かった事はリアルのコーチングをそのままオンラインで実現しようとする事は無理。ということ。

リアルはリアル、オンラインはオンラインでの最適なコーチングの方法があり、オンラインに最適化したコーチングの形が必要不可欠。

ただ、オンラインのコーチングについては全く知見が無いので、自分たちで仮説を立てて検証を繰り返していく他ありません。

我々は「コーチング」を以下のように要素分解し、

自己認知  >  共通認識  >  分析  >  プログラム構築  >  練習  >  評価

それぞれの要素ごとに仮説を立ててオンラインに最適化した形で試し、ユーザーを観察してまた仮説を立てる。
これを繰り返していく中で、自分たちなりの「オンラインコーチングの形」が見えてきています。

これの精度と再現度を上げてプロダクトに落とし込んでいくプロセスは今現在チャレンジしている最中になります。


なぜ今チャレンジするのか?

部活動の課題については、50年も前から顕在化して試行錯誤されているが解決されていません。
ですが、今スポーツ庁も本格的に部活動を地域に移行しようと動きを見せています。

誰かの犠牲の上に成り立っているこの歪な仕組みを、どこかのタイミングで本気で解決しないといけないと思いますし、それが今だと自分は思っています。
そして、この部活を地域へ出していく過程の中で以下の3つが今後必ず課題として顕在化してくると考えています。

・コーチ不足
・お金の出所
・物理的な距離と時間

地域ごとにコーチの確保を迫られ、人材が不足し、結果先生がそのまま部活動を教える。これでは何も変わらない。
地域にコーチングできる人材が不足するのは目に見えている中で、距離や時間の制約を超えてコーチングを実現できるオンラインコーチングはこれから必ずスポーツ教育の基盤となります。
コロナの影響もあって、小中高にもオンラインが浸透し、オンラインで教わることへの抵抗感は低くなっています。

このタイミングでスポーツ業界も根幹であるスポーツ教育を変えていく事が必要です。
そしてこの課題に対して自分達もチャレンジしていき、課題をただ解決するだけでなく、スポーツコーチングの新しいカタチを自ら創っていきたいと思っています。


おわりに

今回は今diddyworksがチャレンジしているオンラインコーチングについて考えている事を書きました。

事業のHOWはこれからどんどん変わっていくと思いますが、変わらずWHYを大切にして最高のメンバーとスポーツのインフラとなる事業を創って行きたいと思います。


diddyworksでオンラインコーチングを一緒に創っていく事に少しでも興味があれば、カジュアル面談お待ちしてます!!


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