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第60回理学療法士国家試験対策過去問 MMT問題集と解説(59回を含む国試過去問19年分プラスα)

 昨年第59回国家試験対策用の投稿を購入していただいた方はそのまま今回の投稿を無料で利用していただけます。

 MMTは毎年、午前午後3点問題で2問ずつ、1点問題で1問ずつぐらい出題されるので、配点がとても高いです。これは、他の分野とは異なり、ひっかけ問題を作りにくい(作るとしても予想できる)ので、確実に得点したいところです。 国試の対策としては、過去問をしっかりやる事が基本ですが、過去5年分では不十分です。最低(最低ですよ)10年間はしっかり勉強して、類似問題が出れば確実に得点できるようにならなければなりません。ただし、MMTは配点が高いので、できればどのような問題が出ても得点できるようにしておきたいところです。

 では、どのように対策を取ればよいでしょうか?それはできるだけ問題に当たる事しかありません。しかしMMTに関してまとまった問題集として提供されているのは、ほぼ皆無といって良いです(市販の「国試の達人」では過去10年分の問題が分野別にまとめられていますが、解答は番号だけで、解説はありません)。養成校や国試予備校・塾でも例題として示されるのはごくわずかでした。したがって、過去の国試を調べて問題集をつくるしかありませんでした。

 ただ問題集をつくるにあたって問題もありました。というのも、MMTは改訂が繰り返されています。57回では9版で出題されていましたが、58回からは10版で出題されるようになりました。過去の問題ではもっと古い版をベースに出題されているものもあります。したがって、過去の出題をそのまま勉強すると10版の知識に合いません。

 今回は可能な範囲で問題文を10版に合わせた形で作成しています。ただし古い問題で図を用いて出題されている場合は図などを10版に改訂するのはできません(物理的に図を10版の教科書から引用する事は可能ですが、そこだけ図の雰囲気が変わってしまって入れ替えたのがわかるからです)。そのような場合は解説で対応しています。

 60回を受けるにあたって、今回59回分も含めました。また、問題の順番を新しい回から順に並べ直しました。そうする事で、たとえば5年分だけやりたいとか、10年分だけやりたいとか、自分のペースに合わせて、前から順にその年代までやれば良いように工夫しています。

 なお、国試の出題傾向として、6年前(60回では54回)の問題が出題される事が多いです。なぜなら過去問5年間を勉強する受験生は6年前の問題を勉強していないからです。同様にできる受験生は6〜10年までまで勉強しているとすると11年前の問題が出題される事もあります。このような傾向を踏まえて、自分はどこまで勉強するかを決めれば良いと思います。
 
 問題は国試過去問だけではなく、息子が受けた模試や、必要と思われますが不足しているところ(例えば顔面筋など)は問題を自作して追加しています。もし、内容が気に入れば、有料になりますが(資料を作成する労力がとんでもなくかかってます)、ダウンロードして利用してください。

内容は以下の通りとなっています。

1.MMT全般(全般、段階5・4・3、段階2、段階1、測定肢位)
2.MMT上肢下肢
3.MMT体幹
4.MMT手指
5.MMT顔面
6.MMT代償

それぞれ問題と解説のファイルがあります。計117題あります。これぐらいMMTに関してまとまった問題集は他にないと思います。

なお、養成校や国試予備校・塾で一括ダウンロードし、生徒に配布するのはご遠慮ください。


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215字 / 11ファイル

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