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46.人は決めると強くなる

何かを決めるということは、それ以外の可能性を捨てるということでもある。

だから決意することにはパワーが必要になる。

「一意専心」という言葉があり、この言葉には「他に心を動かされず、ひたすら一つのことに心を集中すること」という意味があり、一意専心と決意は同じ意味であるといっていい。

当然、「他に心を動かされず、ひたすら一つのことに心を集中する」には、パワーが必要になっていく。

特に何かを決意して、それを新たな習慣として身に付けられるようになるまでの間はパワーを要することとなる。

例えば、毎日5キロ走ると決意したとして、最初の3日くらいは出来たとしても、4日目くらいから「強い決意」が「決意」くらいに軽減されてしまったりする。

それは、発生当初は「猛烈な」だったのに、「非常に強い」になって「強い」に変わり、最後には「単なる」に変化していく台風のように、だんだん決意も弱まっていってしまう。

このため決意を維持することに多大な力を要するといっていい。

人はその日の気分で考え方が簡単に変わってしまうものであり、気分が乗らなかったりすると何か理由を付けて「猛烈な決意」さえも簡単に翻してしまうものだったりする。

しかし「猛烈な決意」をある程度の期間維持することができると、雨が降ろうが雪が降ろうが、「5キロ走らないといられない」という身体を作ることができるようになって決意を習慣に変えることができるようになる。

そして、決意を習慣に変えることができるようになると、あとは「他に心を動かされず、ひたすら一つのことに心を集中する」ことが容易になっていき、その結果、自分の中に「強さ」をひとつ加えていくことができるよになる。

つまり「強さ」とは、決意と実践の結果、習慣にすることで手に入れることができるといっていい。

もちろん「強さ」にも簡単に手に入れられるものとそうでないものがある。

例えば、自分の好きなことであったりすると「他に心を動かされず、ひたすら一つのことに心を集中する」ことができるため、「決意の維持」をする必要がなく、すぐに習慣にすることが可能だ。

だから「好きなこと」をするということは、すぐに自分の強みに変えることができる。

ただ決意したことが「幸せになる‼」といった精神的なものだったりすると、これまでの思考習慣を変えることになることでもあるから、かなりの苦痛を伴ったりする。

気持ちでは「幸せになりたい」と思っているのにもかかわらず、それまでの思考習慣が知らず知らずのうちに足を引っ張ってくる。

このため、それまでの思考習慣を新しく書き変えることは、長期戦になっていくもので、自然と決意も弱まっていったりしてしまう。

とはいえ、そうやって決意を弱めていってしまうと、「幸せになる!!」という決意を達成できなくなってしまい、「幸せという強さ」を手に入れることができなくなってしまう。

「幸せ」は、「弱気」では得ることができない。

「弱気」になるということは「不安」があるということであり、「不安」と「幸せ」は対極にある。

そこで「幸せ」になるために必要となってくるのが、自分を強気にさせるための「勇気付け」だったりする。

弱気になってしまう自分の気持ちに「勇気付け」をしていくことで、「弱気」を「強気」に変換させていく。

しかも、この「勇気付け」によって「弱気」を「強気」に変え続けていくと、それが新しい習慣になっていき、やがて「強気」で過ごしていけるようになっていくから目標とする「幸せ」に近づいていくことができる。

「幸せ」とは「強さ」である。

「幸せの強さ」とは、「幸せ」であるということにブレないということであり、ブレないということは、自分自身を完全に信じ切るということでもある。

人が自分自身を100%信じ切ることができたとき、そこには「幸せ」しか存在しないといっていい。

「幸せ」になると決意することは、「幸せじゃない状態」を捨てることである。

では、どうすれば「幸せじゃない状態」を捨てることができるようになるかというと、「幸せじゃない状態」を作っていた習慣と反対のことをすればよかったりする。

弱い気持ちが習慣となって幸せではない状態を作っていたなら、強い気持ちを持てるようにして幸せを導き出していけばいい。

とはいえ、「幸せじゃない状態」を作っていた習慣と反対のことをするということは、実をいうと物凄く勇気が必要だったりする。

でも、少しずつでも自分を勇気付けしながら、これまでの習慣と反対のことができるようになっていくと、次第に「幸せの状態」を導き出せるようになっていく。

もちろん、すぐに180度反転できるものではないから、少しづつ勇気付けをしながらやっていけばいい。

そして、自分に対して強気になって自分を信じられるようになればなるほど、幸せも一緒についてくる。

「幸せ」とは、どんな状況でも笑って過ごせるという強さでもある。

強さにはしなやかさが欠かせない。

人は決意して、自分を勇気付けながら「幸せという強さ」を身に付けることができれば、いつでも笑って過ごせるようになっていく。

もし無意識に培っていた習慣が「幸せじゃない状態」を作っていたなら、意図して「幸せの状態」を作って行くしかないだろう。

「幸せになる」と決めたなら「幸せであることにブレない強さ」を手に入れる必要があるだろう。

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