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第2回:「喜び」が次元上昇を可能にする

私がスピリチュアルに興味を持った理由

私がスピリチュアルに興味を持った理由を説明すると、今の世の中の仕組みに合わせて生きることに生きづらさを感じていたことと、現在のこの世界のシステムのあり方に疑問を持ったからです。こういった理由から、私はこれまでたくさんのスピリチュアルの本を読んできました。

とはいえ、最初は、スピリチュアルというジャンルがあるとは知らなかったので、まずは心理について書かれている本を求めて書店に通っていました。しかし、心理を扱う書棚の近くにスピリチュアルの本が置いてあるのに気づき、何冊か手に取って読んでみたところ面白さを感じることができたので、それ以降は心理の本よりもスピリチュアルの本を手に取る機会が多くなっていきました。

スピリチュアルの分野では扱っている内容の幅が広く、内容も心理の本に比べるとエキサイティングだったので、それ以降は、その時々に面白いと感じたものを購入していくようになっていきます。

スピリチュアルの世界のキーワード「次元上昇」

スピリチュアルの世界に興味を持っていている人の多くは、きっとアセンションに興味を持っていると思います。このアセンションは、本来はキリストが昇天したことを意味しますが、今のスピリチュアルの世界では、人の意識の次元を上げることを意味しているといっていいでしょう。

この次元上昇を私なりに説明してみると、私たちが認識している次元をひとつ上げることができると物事の見方を大きく変えることができるようになる、といった感じでしょうか。

現在、私たちは、縦横高さに時間を加えた4次元の世界に存在しているといわれていますが、意識の次元をひとつ上げて5次元の意識で物事を見ることができるようになると、当然、今よりも自由度が高くなっていくはずです。

例えば、2次元の世界では縦と横にしか移動できなかったりしますが、次元をひとつ上げた3次元の世界では縦と横の他に上下という高さでの移動ができるようになるため、その分、自由度が高くなります。

この自由度が高くなるということは、制限が減って自由に動けるようになることを意味するため、次元上昇を果たすことができたなら、今感じているような生きづらさを解消できるようになるでしょう。

こういった理由から、スピリチュアルの世界に興味を持っていている人は次元上昇やアセンションに興味を持つわけであり、私ももちろんその一人だったりします。

次元上昇の方法が分からない

とはいえ、ある意味ではこの次元上昇やアセンションという言葉がひとり歩きをしているのではないかと思ったりします。なぜかというと、実際に次元上昇を果たした人が身近にいるわけでもなく、たくさんの本で書かれているようなことを生活の中で実感として感じられなかったりするからです。

また、次元上昇の概念を理解できても、どうすれば自分の意識の次元を上げられるかということを具体的に示しているものが少なかったりします。次元上昇に欠かせないといわれている「愛」や「感謝」で生きること大切さは理解できても、それをしなければならないということに義務感を抱いてしまうと、「愛」や「感謝」の意識が、逆に重荷になってしまったりします。

こういったことから、次元上昇を望む反面、具体的に何をすればいいのかがよくわからないというのがこれまでの私の現状でした。もちろん、どのようにすれば次元上昇が可能になるかと書かれている本もありますが、私の場合、それらを読んでも実際に腑に落ちることは多くありませんでした。

分離した意識をひとつにする「統合」が次元上昇の鍵

とはいえ、アセンションをするための鍵となるのが「統合」であるということは、色々な本を読んで理解できるようになりました。「統合」とは、様々な形に分離している意識をひとつにまとめていくことであり、この「統合」を行っていくことができたなら、私たちの本来の姿である「神」に戻っていくことができるようになります。

この世界に存在する私たちの一人ひとりは、もともとは神として存在していました。しかし、私たちは神という大元の存在から分離して、現在は人間として存在しています。私たちは神から分離してからも、何度も何度も分割しながら細分化し、やがて神であったことすら忘れるくらいにその存在を小さくしていき、今は神であったことすら忘れています。

しかし、私たちが自分の意識を細分化してきた過程を逆再生するように、意識のひとつ一つを「統合」していくことができたなら、自分はもともとが神だったということを思い出せるようになって、やがて神の元へと帰還することができるようになるでしょう。

つまり、私たちが「統合」を繰り返していくことができたなら、それだけで「神」に近づいていくことができるため、その分、自由度の高い意識で生きていけるようになっていきます。

では、私たちが「統合」を行っていくと、意識がどのように変化していくのかというと、それは「表から見ても裏から見ても同じように見える状態」になるということができます。この「表から見ても裏から見ても同じように見える状態」とは、分離のない状態であるためシンプルな意識で生きていけるようになります。

具体的に言うと、人が意識の次元を上昇させることができるようになると「善と悪」というような概念がなくなるため、「善と悪」の間で思い悩むというようなことはなくなっていきます。

「原因」と「結果」を同じにすれば「統合」できる

では、この「統合」を具体的にどのように行っていけばいいのでしょうか。それは「原因」と「結果」を同じものにしていくことで可能になります。

例えば、「原因」を表にして「結果」を裏とした場合、その二つがどちらから見ても同じように見えるようになれば「統合」が出来たということになります。

そこで、この「統合」を行うにあたって必要になるのが「喜び」の意識だったりします。「喜び」を原因にして生きることで、結果を「喜び」に導くことができれば、ひとつの「統合」が完成するといっていいでしょう。つまり、分離した意識に「喜び」を介在させることで「統合」を果たしていくことができるようになるのです。

前回の記事にも書きましたが、「喜び」は、「愛」「感謝」「自由」「気づき」「力があるという感覚」という他の5つの感覚を一緒に想起させてくれる意識です。したがって、「喜び」の意識をふんだんに使っていくことができれば、どんなことでも「統合」を可能にすることができるでしょう。

例えば、苦手なことをしていても、そこに楽しさを加えていくことで、苦手意識を解消できれば「統合」は完成されます。この楽しさという「喜び」の意識を使っていくと、自然と「愛」「感謝」「自由」「気づき」「力があるという感覚」という意識を使うことになるので、「統合」がスムースに進んでいきます。

また「統合」をしていけばいくほど、重い意識を減らしていくことができるため、「自由」を感じられるようになったり、自分自身を「愛せる」ようになっていきます。さらに苦手と思っていたことに「感謝」の気持ちを抱くことができたら、それは「統合」ができたという証にもなります。

「統合」によって生まれる意識は、「受容」です。この「受容」の意識を「喜び」を使って導いていくのが「統合」といってもいいでしょう。

こういった感じでネガティブと感じるようなことを、「喜び」の要素を加えながら「統合」を行い、「愛」や「自由」、「感謝」や「気づき」、「力があるという感覚」を得ることができると「統合」ができたという実感を得ることができるようになっていきます。

「喜び」が次元上昇を果たす鍵

「喜び」は自分の気持ちを軽くさせる意識です。この「軽さ」という感覚も「次元上昇」には欠かせません。なぜかというと「上昇」には「軽さ」が必要だからです。海底から海上に浮かび上がるためには、重い荷物を捨てなければなりません。高い山に登るには荷物を軽くしていった方がエネルギーを使わなくて済みます。

こういった原理と一緒で、意識の次元を上昇させるためには、自分の意識を「軽く」する必要があります。「喜び」は軽い意識であるため、私たちが「喜び」を感じれば感じるほど、それだけで効率よく「統合」ができるようになり、次元上昇を果たせるようになるといっていいでしょう。

私たちが意識の次元を上げられるようになると、物事を俯瞰で見れるようになり、これまでにはない新しいやり方で生きていけるようになっていきます。このことは、生き方の自由度が上がっていることを意味していて、この新しいやり方によって、今の社会のシステムが持つ「生きづらさ」を解消することができるようになるでしょう。

といったわけで、ここまで「統合」と「喜び」についての関係性を説明してきましたが、次回は、人が生きづらさを感じてしまう原因やそれを解消するために必要な「喜び」の意識について書いていこうと思います。

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