自己一致が起こると、理由もなく幸せになれる
自分にはハイヤーセルフという存在がいることを知り、そのハイヤーセルフと、この自分と一致できるようになると、不安や心配がなくなっていく。
なぜかというと、自己一致が起こると自分の本体がハイヤーセルフであるということに気づいて、もともとが揺るぎなのない存在であるということが理解できるようになるからだ。
自分とは、そもそも何かに脅かされる存在でもないし、脅かされているように感じているのは、この社会の集合意識が生み出している幻想だということを知る。
このため自己一致が起こると、本当に必要なことだけを行って生きるようになる。
幻想の中の自分と距離を置くようになって、今しなければならない自分の課題に向かい合うようになっていく。
つまり、自己一致が起こると、生活の中に無駄がなくなっていくのだ。
もう外の情報に惑わされることもないため、ただただ自分がすべきことを行って生きるようになる。
今、この瞬間にしなければならない課題に向き合えるということは、幸せなことである。
課題に向き合うとは、自分の魂に従って生きるということだから、困難なことではないし喜びを感じて出来ることでもある。
傍から見るとそれが困難のように見えても、実は困難ではない。
ただ自分がすべきことを行っていくだけのことだから、日々幸せを感じて生きていけるようになる。
そして、今に生きることができるようになると、幸せには理由が必要ではないということに気づいていく。
ただ存在できているだけで幸せだということを理解する。
幸せに理由があれば、それは本当の幸せではない。
もし、幸せに理由が必要ならば、その根拠となる理由がなくなったら不幸になってしまう。
理由があるということは、理由を持つことであり、所有するということでもある。
所有することが喜びになるとは限らない。
所有することは、苦しみを生み出す原因にもなる。
だから、偉人たちは持たない。
彼らは、何も持つ必要がないということを知っている。
何も持たなくても人は幸せになれるということを知っている。
むしろ、持つということが足かせになるということを知っているから、彼らは余計なものを持たない。
だからこそ、ブッダはすべてを捨てた。
おそらく、ブッダは持つということが苦しみの原因になるということを、出家する時点で気づいていたのだと思う。
王子という立場が、たくさんの自由を奪うということを、彼は分かって手放したのだ。
我々の今の課題のひとつとしてあるのが、所有することが幸せではないということに気づくことである。
むしろ、所有するという観念を手放して生きていけばいくほど、人は幸せにになっていく。
所有にまつわる様々な観念を手放していけばいくほど、人は自由になって幸せを感じられるようになっていく。
キリストも老子も「幼子のように」といった比喩を用いる。
幼子は、何も持たずに幸せを感じることができる。
幼子は今この瞬間を、心のままに生きることで幸せを感じることができている。
だから、幼子のようになれば、天国に行くことができると語るのだ。
理由もなくただ存在することに幸せを感じられるようになると、この地球上での生活が天国に変わることだろう。
幸せに理由が必要がないと気づくとき、人は天国で暮らせるようになる。
理由のない幸せを生きるとき、そこに執着は存在しない。
執着とは、所有に由来する言葉だ。
このため、執着がなくなれば、ただ幸せを味わって生きることになる。
すると、必然的に全方位で引き寄せが起こってしまう。
何かを引き寄せようとするのではなく、引き寄せが自然と起こってしまうのだ。
だから、本当に自分にとって必要なことが引き寄せられ起こるようになる。
この地球上で自分が成長するための課題が起こってくる。
もちろん、その中にも大変と思えるようなこともあるだろう。
しかし、一見すると大変と思えるようなことも自分にとっての気づきとなるから、それを受け入れて対処する。
ネガティブになることなく淡々と対処し、対処することの中でさえ幸せに感じられるようになる。
そうやって、毎瞬毎瞬を今ここで過ごしていくようになっていく。
幸せに生きる人は、幸せを与える人でもある。
幸せに生きているだけで周囲に良い影響を与えることができるから、それが巡り巡って自分に返ってくる。
そうやって与え、与えられという自然な循環の中で、幸せを感じながら生きていけるようになると、あとは自然体で時の流れに委ねて生きればいい。
さしたる理由もなく、日々を楽しんで生きていけるようになっいたとき、人は、流れのままに生きていけばよくなっていく。
目の前に起こる現象は、すべて必然であり、すべて自分の気づきのために起こっている。
幸せは、自分の存在とは何かを知ることで達成される。
幸せは、自分自身の所以を知って、その尊さを体現することで実感できるようになる。
いつもサポートありがとうございます。感謝ですー😆👍💓