第92回:創造する「喜び」で生きる
人は生きている中でたくさんの「喜び」を感じるものですが、中でも何かを創り出して完成させる喜びが一番なのではないかと最近思います。
特に好きで夢中になってすることでの創造が、大きな喜びとなると思います。
創造は、頭の中でイメージしたことをより具現化していくことであり、その過程で得た「気づき」を重ねながら、ひとつの物事を完成させていくものです。
また、そうやって出来上がったものを周りから評価されるのも喜びのひとつです。
こういったことから、創造の喜びには次の4つの要素があるといえます。
① イメージする喜び
➁ 創造する過程で気付きを得る喜び
③ 完成させる喜び
④ 評価される喜び
この4つの喜びを得られるようになると、人は前向きになって自分に自信を持てるようになるといってもいいかもしれません。
人が何かをイメージする対象は、当然、自分が興味のあることであり、興味のないことをイメージすることは難しいものです。
自分が興味を持って関われることは、直観として次々とアイデアが生まれてくるものであり、その直感を形にしていくことが創造の始まりです。
このため人が創造的に生きるためには、「夢中になれること」や「やっていて楽しめること」が欠かせないものであり、そういった対象とで会えると生きることが楽しくなっていくものです。
人が「夢中になれること」や「やっていて楽しめること」を見つけることができると、それをしている最中は「喜びの波動」を次々と出していくことになるため「波動の法則」の観点でみると、楽しさが新たな楽しさを引き寄せることになり、「喜び」に限りがないといってもいいでしょう。
さらに、日々、夢中になって何かを創り上げていたりすると、思考の現実化を繰り返すことになるため、自分が望む現実を作って行く力を養っていくことにもなり、自分の人生を自分で造ることができるという実感も得ることができるでしょう。
もちろん人生の創造はすぐにできるわけではないので、日々の喜びの積み重ねが欠かせません。
人は誰もが「楽しんで生きたい、自由を謳歌して生きていきたい」と思っているはずです。
そこで、もし心の中で「楽しんで生きたい、自由を謳歌して生きていきたい」と思うのであれば、まずは出来ることから楽しんでいかなければならないのだと思います。
というのも、すべての原因は「私」にあるからであり、「私」が楽しもうと思わない限り、いつまでたっても「私」を楽しませることができないからです。
現在が、どんな環境にあろうとも「すべての原因は私にある」と気が付くことき、受け身ではなく前を向いて生きていけるようになるものです。
そして「喜び」を軸にして生きられるようになるとき、「喜び」の人生が始まるのだと思います。
「喜び」を軸に生きるとき、人生が螺旋を描きながら上昇していきます。
たとえ停滞を感じることがあっても「喜び」の気持ちの中で過ごしていればいずれ上昇していくものです。
「喜び」あるところには、必ず成長が伴うものであり、人として成長しようと思うのであれば、喜びを通じた創造が欠かせないといっていいでしょう。
私たちが創造的に生きるとき、そこに「喜び」を見つけることができるようになるでしょう。
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