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小脳障害(小脳形成不全)の猫 -ハル- 01-独りで鳴く子猫

プロローグ ー出会い01ー 独りで鳴く子猫

この子との出会いは2015年のGW直前。5月1日。

仕事が終わって自宅に到着すると、一際甲高い声で鳴く子猫の声が聞こえた。

「ニー!」ではなく、もはや「キー!」。

当時の家の近くは野良猫が多く、近所の駐車場を中心に猫コミュニティーを形成しているような感じ。
ご近所の方も「子猫がうちに居座っちゃってー、うちの子が飼うって言うし、困るのよねー。色々掛かるしー。」(ニコニコ)と言ってるような地域。

ああ、そういう時期か。
と思うも、それにしても若すぎる声。
今までの飼育経験やら色んな動画やらを総動員してみると、乳飲み子の声のような。
迂闊に触ってもややこしい(母猫が人間の匂いに気づいて見捨てる)事になるので、しばらく放置。

・・・にしても鳴き止まない。

ただ母猫が引越しに時間がかかってるだけなら良し。
何らかの命の危険があるなら状況を見て手を出そう。

と声を頼りに探したら居た。
家の隙間の草むらで、独りで鳴いてる白猫。
近くの少し高い所にタオルが敷かれた簡易の家(多分、ご近所さんが用意した)があったので、そこから落ちた模様。
勢い余って家から落ちたのだろうと思い、新品のタオルを手にして、その子をうまく誘導?してタオルに乗せて家へ戻す。
もちろんタオルは献上。w

しばらくすると鳴き声は聞こえなくなったので、任務は成功、と思っていた。

ー続ー

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