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特殊和紙のマスクケースの開発秘話 vol.001

山梨県の和紙メーカー大直の一瀬です。私は2008年に工業デザイナーの深澤直人さんと一緒に「日常で使える和紙製品ブランド SIWA | 紙和」を立ち上げて国内外に製品を販売してきました。

今年に入り徐々にコロナウィルスのニュースが毎日のように飛び交うようになり、我々の運営する直営店舗も休業を余儀なくされお客様とお会いする機会を減らさざるを得なくなりました。タイミングよくwebのリニューアルをしていたため、4月には新しく販売サイトも立ち上げることができて、ネット販売にはなりますが直接お客さまに製品を販売できるようになりました。(公式webサイトはこちら

そんな中、ファンの方々からSIWAでマスクは作れないの?とお声をいただくようになりました。SIWAブランドで使用している和紙素材は独自開発の破れない和紙-naoron-水にも強く手触りも柔らかい。不織布マスクや布マスクとはまた違ったつけ心地を得ることが出来きそう。それに何度も洗うこともできるので、使い捨てではないマスクとなります。布素材と違い洗うことで織が荒くなることもないため適しているのでは?と思い、開発を始めました。

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その最中に、マスクケースもSIWAで作れないの?というお声が。。。その時、「そうか、マスクは毎日持ち歩く必需品になったんだ。」と改めて思いました。SIWAのブランドの『コンセプトは毎日使える和紙製品ブランド』です。和紙という伝統的な素材を今の暮らしで世界中の方に使っていただきたい。と思い生まれたブランドです。世界が変わり毎日使うことになったマスクも作るし、マスクケースも作らないと!同時に開発が始まりました。

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マスクはかなり難しいので、まずはマスクケースをお届けしたい。

千人十色違う人の顔、、、立体的なマスクはすごく難しい、、、こんなにも急にマスクを販売開始をしている他メーカーさんを横目にすごいなぁああと思いながら私たちもマスクを試行錯誤しながらマスクケースも同時に開発することに。(マスクの開発秘話はまたの機会に)SIWAの製品の主なアイテムはカバン類、いわゆる「袋もの」です。袋であるマスクケースは同じ部類にはなるので、大きな構造などの変更はせずにSIWAの製品特性を活かしながら開発ができそう!山梨にいる少人数の我々の開発チームで研究開始。まずはマスクケースに必要な要素を洗い出してみる。

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マスクケースになにを求めますか?

世の中にあるマスクケースを色々と調べてみながらマスクケースの用途と求めることを考えてみる。

1:マスクを外す際に一旦しまっておくもの
2:予備のマスクを持ち歩く際に入れておくもの
3:マスクを清潔に保てるもの
4:カバンの中で綺麗に保管しておくためのもの

などがあがった。では形状はどんなものがいいのか?SIWAブランドとして作るのでればどんなものが求められるのか?


マスクケースの形状ってどんなものがいいですか?

SIWAのブランドは工業デザイナーの深澤直人さんがデザインをしています。それは11年間ずっと変わらず。深澤さんの生み出すシンプルで飽きのこないデザインがまずは私たちの特徴。それに加えてマスクケースにおいてはどんな形が求めされるのか?私たちが考え出したキーワードはこちら。

1:老若男女使えるシンプルなデザイン
2:薄くて軽くて邪魔にならない
3:清潔感のある雰囲気
4:外部からのゴミなどが入らない形状

このキーワードを念頭にデザインを依頼。SIWAは全てnaoronをミシンで縫製して仕上げているためnaoronで縫製できる形状も加味しつつできるデザインを検討していくことになる。

さて、どんなデザインになるのか、、、、

続きは、
「マスクケースの開発秘話_vol:002」で!! 5/7に!
その時までに、できているかは、、、、まだわからない〜!!

まだまだ開発中ですので皆様のご意見、アイデアもお待ちしております!


ぜひいいね!❤️ボタンもいただけると大変嬉しいです!シェア拡散も何卒よろしくお願いいたします///

つづく^^





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