とある編集後記より Shibayama, Noyubuki 2023年9月7日 11:31 記念誌にもひとつのスタイルがあります。第一頁をはねると理事長のあいさつ、二頁と三頁にも専務と常務のあいさつ、四頁には市長の祝辞。第六頁から本文に入り、そもそもの歴史から現在にいたるまでのいきさつが、くわしく、順序だてて紹介されている…。こういうスタイルが非常に多いようです。これらを手にしたとき、どうかすると、重苦しくて堅い感じを受けるものです。 ところが、さいきんでは、そういう重苦しさや堅苦しさからぬけ出した、ごく新しいスタイルのものが登場してきました。まず、文章中心の“読む記念誌”から、写真本位の“見る記念誌”が多くなり、内容のとりあげ方も、いままでのスタイルにこだわらない“変わったもの”がよろこばれるようになりました。 本誌は、こうした傾向を考えあわせたすえ、当金庫の現在の姿をみなさまにご覧いただくことに重点をおきました。もちろん、20周年記念誌である以上、そのあゆみをもっとくわしく知ってもらわねばなりません。しかし、そのことよりも現在の“素顔”を見ていただいたほうが、過去を知るうえにも近道ではないかと考えたからです。さいきんのPR活動は、単に商品広告だけでなく、企業内容そのものをPRし、一般の理解を求める傾向にあります。ここに、私たちの職場生活をくわしくとりあげたのは、そういう意味で、みなさまに対する当然の礼儀だと思ったからです。まったくもって共感できる考え方ではあるのだが、これが書かれたのが1962年(約60年前)というのがなんともスゴイ。 ダウンロード copy #写真 #共感 #スタイル #記念誌