デザイン経営って…
デザインという言葉にいろいろ意味付けされすぎて、なかなか分かりにくい。簡潔に解釈してしまえば「とりあえず形から入ろうぜ」という意味なのかと思う。情報過多の世の中、選ぶ側の選択肢が増えすぎていて、直感的に「選ばれる」ための方策なのだろうなと。さらには、パッと見で選ばれるためには「良い見た目」じゃないと話にならない。それは仕事のアウトプットとしての「商品」だけではなく、業務自体をデザイン化していくということでもある。経営と謳っているのは、この点を重視しているのかと穿ってみたりする。ある意味「見える化」とまったく同じ手法でもあるか。
まぁ、そこで万能な「デザイン」が使われたのか。デザイナーと言えばなんとなく品もいいし。
まぁ、さておき、デザインにするということは分かったが、そもそも、何をもとにして、どのようにデザインするのだろうか。会社として考えた場合、経営資源としての各種資料や情報は、多岐にわたり多様なもの、それらを理解してカタチにするとはなかなか難儀なこと。ましてや理想や目的、気持ちの共感へと発展させていくには、さらにハードルが高い。そういう意味では、商品面でも経営面であろうとも、雑多な事柄をシンプルにシンボル化して、分かりやすくすることが重要ってこと。ここは、まぁ地味なエントロピーとの戦い(=編集業務)に変わりはない気がするが、むしろこっちの方が重要じゃない?とか思ってみたりなんだかんだがたり。