ものあたらしい、ものさみしい

web会議やネットでのセミナー参加などなど、シゴトでの移動がかなり少なくなった。移動時間やコストの削減は、会社にとっても働く人にとっても楽になる。が、しかしだ。移動することでシゴトした感を得たり、ある意味ではゆったりとした時間でもあった。これまでどんなところまで行ったことがあったかを、遡ってみる。

1990年8月から2022年8月までの298件分。なんとなく半分くらいは仕上がった「社史」を思い浮かべながら淡々とマッピングしていった。もちろん、すべて自分が制作に携わったわけではないので、悪しからず。

なかには、リストとしては残っているものの、タイトルや発行元で調べても、現在の所在地が不明なものもあった。たいていが、①社名が変わった、②会社がなくなった（合併や閉鎖）、③移転したなどで、20年や30年もたてばさま変わりすることもあるよなと。

今はもう名もなきその「社史」が残っているのを、今そこで働く人たちは知っているのだろうか。工場閉鎖の記念誌で、その場所が普通に住宅地になっていたりするのを見ると、マップ上ながらも感慨深いものがある。

さておき、「出張」の醍醐味は、基本的に早めに現地に着いて目的地周辺を少し探索したり、その土地ならではの食を楽しむこと。たいていが平日の昼間だったりするので、逃避行的なプチ旅気分。さすがにこれはweb会議じゃ味わえないですな…。