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イヤイヤのイライラ前に試してみたい5つのこと

息子が思春期真っ只中のとき
「今日は部活あるの?」
なんて些細なことでも聞いたら最後
「ああっ?!💢」
からの無視

なんでそうなるのー!?
もう💢もう💢もう💢です。

以前何かのCMで反抗期が訪れた我が子をみて「おめでとう」とお祝いするやつありましたよね。
それほどに、反抗期って実は大切な過程で
順調に育ってるねーうん。うん。
と本来なら喜ぶべきもの。

でも
ホントに腹が立つんですよね。
だって人間だもの。
感情があるもの。

なので、私は

息子がいる前で
息子の可愛い可愛い頃の動画を流しまくり
息子に聞こえるように

「この頃は可愛かったよね〜❤️」

と他の家族と話しながら
息子のバツが悪そうな顔を見ては
心の中で「クックッ笑」
なんて
ちょっと大人げないお返しをしてイライラ発散したものです。

その反抗期
訪れる時期が何段階かありまして
その時々で身につけたい能力、課題があります。
反抗期の一発目。
第一反抗期が
1歳後半から3歳ごろのイヤイヤ期といわれるものです。

このイヤイヤ期は
子どもが自立心を育て、自分の意見や意思を表現し始める重要な成長過程の一部で
自己主張を通じて自己認識を深める大切な時期といわれています。

その特徴は
・自我が芽生えてきて
・自分の考えややりたいことを通したいという気持ちが強くなる
でも
・言葉で上手く伝えられない
・やりたい事をするためのスキルがない
・感情のコントロールの方法が経験不足
なため
自分でもどうして良いのかわからないよ〜
となっている現象です。

そう理屈はわかってるけどさー

「じぶんで(服)きるのー!」
「(うまく着れず)うわぁーん涙」
ならばとちょっとでも手を出すと
「いやー💢」
とせっかく首まで入ってた服をポイっと脱ぎ捨て、ジタバタジタバタ。

おいおい
いったいどうしたら良いんだい。
もう保育園にいく時間だよ…
こっちが泣きたいよ😢
ですよね。

イヤイヤ期の子どもと向き合うには
・ある程度やりたいことをやらせてあげる
・気持ちを代弁してあげる
・根気よく付き合う
といった心がけが大切と言われています。

でも
なかなか上手く治らず
イライラしてしまい
余計に悪循環…なんてことも多いのではないでしょうか。

そこで
私がイライラパニックに陥っている子どもに色々試した中で、これは!という、あの手この手をお伝えしたいと思います。


①子どものスキルに合わせた物を用意する


先ほどの
洋服を自分で着たい場合は
サイズがぴったりだと腕が引っかかって上手く着ることができないので
1サイズ大きいものにする
素材も大事で
デニムなど固かったり、ボタンなどがなくて、柔らかくスルッ!スポッ!と着られる、イメージはパジャマみたいなやつが、とっても着やすい。

多少大きくても、ヨレヨレしていても
この時期に大切なのは「自分でできた!」という体験をたくさん積むことです。

子どもが躓くポイントがわかったら
“今のこの子なら”どうしたらできるかな?という視点で物事をみてみると
子ども自身が自分の力でできた!と思える環境をたくさん用意してあげられるかもしれませんよ。


②女優になる


うわぁーーー💢泣
となるのは
自分の気持ちを上手く伝えられなくて
なんでわかってくれないんだよー!
という時なので

子どものイライラする気持ちや現象を言語化して
あなたの気持ちはわかったよ
と伝えることはとても大切です。

とはいえ
パニックになって大騒ぎの時は
何をしても
何を言っても
聞く耳なんぞ持ってくれません。

そんな時に「女優大作戦」です。

子どもが着替えができずにイライラ大泣きしていたら
「えーん涙○○ちゃんが悲しんでるからママも悲しいよー」
「ほっんと、お手手が通らなくて悲しいーね」
「自分で着たいねー」
「えーん涙できなくてかなしーね。悔しいーね。」
と、大女優ばりの演技力で
自分や子どもの感情を 
子ども以上の勢いで
感情を込めて表現してみます。
すると
自分が泣くこともわすれて
(え?なんでママが泣いてるの??)とキョトンとしたり
何かしら一瞬でも我に返る姿が見えたらこっちのもの。
あとは
落ち着いたトーンで
「自分で着たいよね」
「うん。うん。わかるよー○○ちゃんの気持ち」
などと言いながら
ササッと本人ができるところまで手伝って
「○○ちゃんできるよ!やってみよ!」
と言いながら最後の服を引き下げて貰い
「きれたね!やったね!」
と最後は「自分でできた」という気持ちで終えられたら最高です。

コツは“本気で”
大泣きからの(はて?)は
あまりの変化に
つい笑ってしまいたくなりますが
「なんで笑うのー!!」
とさらにヒートアップしてしまったら大変なのでご注意を。
最後まで真剣に笑


③落ち着くまで何も言わずに待つ


何もしない🟰放置
ではありません。

泣いていても周囲の状況をよくみています。
自分が泣き叫んでも
周囲はなんら変わらない様子に気づいた瞬間
ふっと我に返り
(泣いてても意味ないな)
と自分自身の力で気持ちを整えられることも少なくありません。

子どもの中には、周りに何かを言われるのではなく
自分の意思で
自分のタイミングで
立ち直りたいと思っている子も多いです。

子どもが自分の力で気持ちを整えるには
少し時間が必要なので
ちゃんと立ち直れると信じて
待ってあげ


④自分がイライラしちゃうポイントを知る


子どものイヤイヤに対して
イライラで返してしまい
イヤイヤがヒートアップしてしまい
あーあ涙ってことありませんか?

もしイヤイヤの場面で自分がイライラしてるなと感じたら
ちょっぴり冷静になって
なんで自分はイライラしてるのかな?
どこでイライラするのかな?
と自分の心を感じてみてください。

原因がわかれば対処法が変わるもの。

例えば

⭐︎ギャーという甲高い声を聞くとイラッとしてしまう
→おっくる!と思ったらイヤホンをしたり、少しその場を離れて子どもと距離をとってみるのも○

⭐︎物を投げ捨てられたりして床の片付けとか余計な家事が増えることの嫌気からイラッとする
→投げても溢れない、投げても壊れないとか、そもそも投げられないように、ピタッとくっつく食器に変えてみるなど
荒れることを前提に道具を揃えておく

⭐︎自分に対して批判的な目を向けられているのでは?などと人の目を気にしてイライラする
→人の目につかない場所に移動する
とか
疲れていると感情のコントロールがさらにしにくくなるので、子どもが疲れる時間帯は外に行かずに家でゆっくり過ごすようにする

などなど
自分のイライラポイントを知ると
未然にイライラしない状況をつくることが可能な場合もありますよ。


⑤前言は撤回しない


子どもの要求には
たとえば
・帰らないといけない時間なのに
まだ遊ぶよーと帰らない
・お店でお菓子買ってー!!
・ご飯の前なのに○○食べるー!
などなどなど…

子どもの要求には
どうしても答えられない場面や
家庭のルールにそぐわないものもありますよね。

駄々をこね続ける我が子をみて
根負けして
「じゃあ今日だけね」
と許してしまうと

同じことを要求しても
昨日はよくて
今日はダメでは
子どもはさらに混乱してしまいますし

それが子どもにとっての成功体験となり
強く要求すれば願いは通ると学んでしまいます。

この時期は
自分の感情と同じように
他者にも感情があることを知り
他者と自分の気持ちの狭間で
葛藤を繰り返し
それを基にして徐々に
他者の気持ちを受け入れ
自分の気持ちに折り合いをつける術を身につけていきます。

しっかりと伝えていきたい
ルールに触れるときは

「ダメなものはダメなんです」

と、冷静に
いつでも同じ
一貫した態度で接していきましょう。


睡眠の話でもしましたが
これがイヤイヤ期絶対効果ある!というものはございません。
でも、対策の手がたくさんあることは
イヤイヤ期に立ち向かうための
心の余裕に繋がりますので
一つでも参考になるものがありましたら幸いです。

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