あの日から私はあなたの虜〜猫さまたちとの暮らし〜

家を一歩でたとこで暑さに気づいたけど日傘を取りに部屋に戻る時間もなく「まーいっか」と思った矢先に後悔することになるけど後ろを振り向かないわと突き進み大量の黒色メラニンを手に入れることに成功した“ちまみ”です☺️

我が家に、3匹の保護猫がやってきて1年が経ちました。

「（昼間は人がいなくなるから）1匹じゃ可哀想だね」
迎えるなら兄弟（姉妹）でと向かった譲渡会

譲渡会にはたくさんの猫ちゃんたち
どの子も其々この場にいるには事情があって
心に何かしら抱えている子も多いそう

基本的には1つのゲージに1匹ずつ
たまに兄弟などで2匹ご一緒してる

そんな中

少し大きめの一つのゲージが。
見るとに寄り添うように丸まる２つ…いや３つの背中

譲渡会がはじめてだという この子たち
2匹の兄弟と、もう1匹はメス猫ちゃん
生家で飼育放棄されていたところを
保護猫シェルターの方々に助けられ
今日この日を迎えたとのこと。

それはそれは
この場にいるのは恐怖でしかないよね
ブルブル震えちゃうよね

一目お顔が見たいけど
3匹がゲージの端っこでお顔を寄せ合い丸まってるもんだから
わたしたちには可愛いお尻しかみえないわ

兄弟とメス猫ちゃんは
生家で（おそらく）ほぼ同時期に産まれ
一緒に保護された
産まれた時から一緒に過ごしている

兄弟のほかの兄弟と、メス猫ちゃんの姉妹は、すでに亡くなってしまったそう

血は繋がっていないけど
一緒のゲージで重なるように身を寄せ合う子たち
きっと過酷な環境の中で3匹支え合って生きてきたのだろうなと想像する

この子たちにとって
恐怖でしかないこの場所から早く解放させてあげたい

ほとんどお尻しか見えてないけど
チラリと見える横顔もキュンとなるほど可愛らしい

「うちに来る？」

3匹お迎えするなんて思ってもいなかったけど
離れ離れにすることはできないね

「メス猫ちゃんはサビ猫なのよ。良かったわ」

サビ猫？だから“良かった”？
どういう事？？？

サビ猫とは
お顔の左右で真っ二つに色がわかれていて
性格はとっても穏やかで優しいのに
見た目で嫌悪感をもたれてしまい
貰い手が見つかりにくいとのこと。

そんな話を聞いても
いかんせんお顔はほぼ見えてないし
性格いいなら良いよねと
気にすることなくお迎えすることに

“うちの”メス猫ちゃんは
お顔の中心で黒と茶で左右くっきりわかれているサビ猫

我が家にきた初日

慣れない環境でパニックになって
なんとか身を隠そうと
家の至るスキ間に入りこみ
息を潜める“うちの”ニャンズ

その時はじめて暗闇の中で“うちの”メス猫ちゃんとはじめて目が合った。
茶色く浮かんだお顔の右半分と黒側は目だけが浮かび、めっちゃ睨んでる

「おっ怖っ💦（ビビる）」

これが正直なところの初対面の感想

お迎えを決める前に見てたらどう思ったかな？
お迎え決めてたかな？
ちょっとわからない

でも、すぐに
そんなコトは全く気にならなくなるほど
その凛とした立ち居振る舞いに虜となる

普段はツンツン近づいてくることもないくせに
わたしが体調崩したり悲しんでいると
すぐに察して側にきてデレデレするところも

お尻をぷりぷりさせて歩く後ろ姿も

あのお顔でさえも

全てが愛しい

以前、「人の見た目〜」でも書いたが↓

人間は猫においても「見た目」で印象を判断するものなのだと知った

元々それほど猫にくわしいわけではなく
うちの子を知るまでは
“サビ猫”という存在も知らず
余計なフィルターを貼ることなく
出会い迎えいれたことで
この子のありのままを受け入れ
知ることができたことは
わたしにとってラッキーだった

我が家にきてくれてありがとう

本日もお読みくださり、ありがとうございました。