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人の印象見た目で55%決まるというけど…子どもから学んだ大切なこと

noteをはじめて10日ほどが経ちました。
これまで自分が考えていることの言語化をしてこなかった私ですが、このnoteを通して、スキをしてくれるしてくれる人がいてくださるお陰で、連続投稿継続中です。
心から感謝申し上げます。
(まだ10日なんて言わないでくださいね💦
今まで日記やブログなど続いたことのない私にとっては物凄い快挙なんです)

さてさて突然ですが
『あなたのお名前は』
という歌をご存知ですか?

🎵あーなたの おなま・え・はー
 あーなたの おなま・え・はー
 あーなたの おなま・え・はー?🎵

「ちまみです」

🎵あら ステキにいえましたー🎵
とか
🎵あら じょうずに いえましたー🎵

という手遊び歌なのですが
幼稚園や保育園で
よく歌われている歌で
そのあと
何歳になりましたか?
とか、好きな食べ物はなんですか?
とか色々質問したり
入学式や卒園式やお誕生日会などで自己紹介をする場面で使ったりすることも多いのではないでしょうか。

これ、普段のあそびの中でもよく使われていて、このあそびを通して保育目標を立てるならば…

・他者からの話を聴く力がつく
・他者からの話を理解して応えようとする力がつく
・自分のことを他者に聴いてもらう喜びを知る
・他者から注目されることで恥ずかしさや戸惑いなど感じ気持ちの葛藤感じたり、それを乗り越えようとする力をつける
・人から受ける賞賛や自分で乗り越えたという達成感を自己肯定感が高まる
・他者の話を聞く力がつく
・お友だちと楽しさを共有する

などなど、こんな感じでしょうか。

どの年代の子どもでも楽しめますが
(さすがに小学生以上はない?)
私の体感では
お話が少しできるようになってくる子や
まだ発語が少ない子どもでも
自分の名前は「○ちゃん」などと言えるような2歳児クラスあたりで
最初のブームが訪れるように感じます。

まだ片言の言葉しか話せない子どもたちが
マイクを持つ風にお手てをグーにして

🎵あーたの おーまーえーはー🎵
と歌っている姿は本当に可愛らしいです。

あそびの中では、子どもがインタビュアーになることも多く

🎵あーたの おーまーえーはー?🎵
「ちませんせーです」
とよく遊んでいました。
当然のように
「なんしゃいかー?」
と年齢までセットで聞かれるのですが

「18歳です!(きっぱり)」
「32歳です!○○くんのママと同じです」
「しじゅうくるしむ49歳です!」
などその日の気分でチョイス。
因みに40以上の数は幼児クラスのこどもたちでも処理できない子が多く、大抵お口がポカーンとして盛り上がらないので実年齢は言えません💦

定期的にベビーシッターでサポートするBちゃんもまさに言葉しゃべりたて
お話がしたくて仕方ないお年ごろ。
保育園でもたくさん歌っているようで、サポート中も楽しんでいました。

そんなある日、電車にのって水族館へお出かけすることに。
これからお出かけということもあってか
自然と歌を口ずさんじゃうほど
ワクワクが全身からダダ漏れです。
電車の中はほとんどのお客さんが座れるほど空いていて、Bちゃんの姿にも温かな眼差しを送ってくれて、とても和やかな雰囲気です。

その流れで「あなたのおなまえは?」ごっこが始まり、私もいつものように受け応えをして遊んでいたのですが
だんだん、その変わり映えしないやりとりに飽きてきた様子のBちゃん。
私と遊びながらも、あたりを見渡す姿がチラチラしだしました。

すると、おもむろに私に背を向け、一つ席があいた反対隣に座っていたコワモテの(おそらく)40代ほどの男性を見つめ動きが止めるBちゃん。

ん?と気づいた時には、お手てをグーにして
「あ〜なたのおなまえは〜」とニコニコ歌いだしています。

こんなに人がいるのに…
なんなら、前の女性の方は今までBちゃんを見てニコニコ笑いかけてくれてたのに
なぜ、そこいかない?
そして、なぜそこにいく!?

そんなこんなを考えているうちに
Bちゃんは、さらにニコニコと男性に身を寄せて、お目々を輝かせて2コーラス目を歌い始めます。

でもこんなに無邪気な笑顔で目を輝かすBちゃんを、私には止めることはできません。
(男性よ…ごめんなさい)
と心の中で手を合わせる私。
目線は全く動かすことなくスマホを見たままだけど
Bちゃんが自分のこと見ていることは感じていますよね。
さっきまでのBちゃんと私のやりとり耳に入っていましたよね。
Bちゃんが何を求めているか
もうお気づきですよね?

とうとうラストの3コーラス目に突入。

きっとドキドキしてますよね。
うんうん。その気持ちもわかります。
公衆の面前で申し訳ないですが
よろしくお願いします。

と祈る気持ちで男性を見つめていると
とうとうラストのフレーズの時が。
Bちゃんは握りしめたお手てを男性のほうへさらにググッと近づけ

「〜おなまえは?(ニコッ)」

すると、ぽそっと一言
「…しゅうじです」

(!!!)
なんと!しゅうじさん!

しゅうじさんが、しっかり応えてくれた嬉しさで一杯になり
「あらステキなおなまえねー」
を言い忘れちゃうほど喜ぶBちゃん。
これ以上触れてくれるなという雰囲気を醸し出す“しゅうじさん”に
なんなら
「なんさいですか?」
まで聞いてもらいーなんて
イタズラ心がムクムク湧いてきちゃいましたが
それは、そっと心にしまって軽く会釈し
「良かったねー嬉しいねー」と
Bちゃんと喜びを分かちあいました。

ワクワクの勢いも手伝って
思わずインタビューしちゃったけど
普段は話しかけられても
少し身をひいちゃうようなBちゃん。
きっと見知らぬ人にインタビューするのは
うまれて初めての体験だったのではないでしょうか。

しゅうじさんのお陰で
Bちゃんは
初めてのことをやりとげた達成感と満足感を得るという貴重な経験を積むことができました。
身近な大人以外から優しさを受け取り
信頼感や幸福感をもってこれからも人との触れ合いを楽しむことができるでしょう。
そして、この先も初めてのことに対して挑戦していこうという気持ちも高まったことでしょう。

すこし仏頂面でコワモテな雰囲気で(ホントに失礼なこと言ってます。ごめんなさい)
一人勝手に
スルーされちゃうかな?
嫌な顔されちゃったらどうしようかな?
なんて思っていた自分が恥ずかしい。
本当にごめんなさい。

Bちゃんは
見た目のフィルターなんて全くなくて
なんのフィルターも張らずに
まっさらな心で人や物事を見て
“しゅうじさん”と触れ合うことを楽しんでいました。
だからこそ知り得ることができた
“しゅうじさんの優しさ”

大人は過去の経験から
物事や人を判断しがちです。

人の第一印象は会って3秒で決まる。
そして、その55%を表情・しぐさ・服装・髪型など見た目だけで得ていると
心理学者のメラビアンさんも仰っております。
なので、はじめましての第一印象を“見た目で”判断することは、脳のメカニズムにおいても当然のこと。
「人を見た目で判断する」そんな気持ちを持つことが悪いわけではないのです。

今回、Bちゃんの姿を通して

問題なのは、私は今こう感じたけど、果たしてそれは正しいのかな?と
事実の検証をしないことではないかなと思いました。

ホントの事実は知らないことの方が圧倒的に多いのだから
第一印象で感じた感覚は大切にしながらも
だからといって
それを物差しにはせず
過去の経験だけで
目の前の人や物事の全てを決めつけたりせず
まずは、まっさらな気持ちで関わって
知ろうとしてみよう。

第一印象でどう感じたとしても
機会があるならば
とりあえず 見て話して改めてその物事を人を感じてみよう。

そこで
あーやっぱりなって思うかもしれないし
あれ?思ったのと違うぞって思うこともあるだろう

きっと、これまでの経験でも
たくさんそんなことがあったはずなので
そんなこと知ってるな話です。

なのに、いざとなると
なんだかこの物事や人こんな感じがする
関わらないでおこう
みたいに無意識に反応しちゃうんですよね。
きっと、第一印象の見た目で人を判断する能力は、自己防衛本能の一種みたいなもの。

大人だからこその経験値と
経験から研ぎ澄まされた自己防衛
それをもって
子どものような無邪気さで人と関わっていけたら最高だなーと思った出来事でした。

本日もお読みくださり、ありがとうございました。



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