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ある事件をモチーフにした映画「罪の声」

京都でテーラーと営む曽根俊也(星野源役)と新聞記者の阿久津英士(小栗旬役)が事件から35年の時を経て知った事実の真相を求めていく物語。「罪の声」は誰の人生をどのように影響を与えたか。。「事件をいまさら掘り起こす価値があるのか」。。
この作品は実際にあった事件をモチーフにして作られているノンフィクションであり、フィクション要素もあります。

モチーフの実際にあった事件とは?

「グリコ・森永事件」である。昭和の大事件として知っている、または覚えてる方も多いかと思います。初の未解決事件です。簡単におさらいしておきます。

まず、この事件の発端はグリコの社長が誘拐されることから始まります。数日後、グリコの社長は自力で逃げ出し警察に保護された。その後、犯人は森永製菓のお菓子に青酸入り菓子を置きグリコに脅迫文を送り現金の受け渡しを要求した。犯人は食品企業を次々と脅迫していったが、現金の受け渡しには犯人は一度も姿を現すことはなかった。警察は犯人と思わしき人物「キツネ目の男」を見つけることができたが、十分な証拠がないため逮捕に至らなかった。最後、駿河屋への脅迫と共に終結させる文が届き犯行は、これを機に犯人の足取りを見失った。2000年に時効を迎え、完全犯罪となった。

当時、日本中を恐怖に陥れた「子供の声」

犯人グループが現金の受け渡しの際に使われた「子供の声」は日本中を恐怖に陥れた。まだ幼い子供が犯行に関わっているという事実が恐怖となって覚えてる。3人の子供の声が実際の犯行に使われた。子供は声変わりをするため、声の人物の特定が困難だったと言われている。
※当時の技術では判明できなかったが、時効成立後に技術の進歩により声の人物は判明したと言われている。(子供の将来のため、公開はされていない。。)

映画「罪の声」はどこまでが本当??

犯行日時、子供の声、キツネ目の男の画像などしっかりと事件を再現してます。ただ、子供の声の正体や犯人はフィクションとして作られています。

見所

小栗旬と星野源が主役となってる映画で感情移入してしまう演技力がある。
物語も約35年前の当時話題となった事件が忠実にモチーフされている。
子供の声に着目した物語進行。
京都・大阪など行ったことがあるような場所が描写されてる。

まとめ

鬼滅の刃ブームで埋もれてしまっている名作映画「罪の声」です。
この事件を知らない方も知ってる方もぜひ見てほしい作品です。

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