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文章を書くことを学ぶ:刺さるネーミングは色合いの差

前説

 ネーミングセンスないです。ネーミングに関しては必ず裏の糸をわざと作るタイプで、分解、再構築すると違う意味になったり「花言葉」のように別の由来を調べてくっ付けたり…
 自己満足であればいいのだけど、伝わりにくいんですよね。そんなとこを改善出来れば!

著者:中野 巧

ネーミングのチェックポイント

1:わかりやすい(直観的にわかる)
2:口に出しやすい(語呂が良く人に言いたくなるか?)
3:機能や効果を想起しやすい
4:共感・親しみがわく
5:省略しやすい
6:コンセプトを表している
7:記憶に残りやすい

わかりやすい

 読んですぐ意味が分かることがネーミングには必要です。保湿ティッシュである「鼻セレブ」、セレブから高級感があるものという認識がすぐにできると思います。

口に出しやすい

 文章を読む際、黙読をしていても頭の中では発音しています。そのため、口に出しやすい方が読みやすいということになります。
 「おーいお茶」などは、ベクトル違いですが口に出してみたいネーミングですよね。

機能や効果を想起しやすい

 「ピーチかぶ」「蜜トマト」「栗ジャガイモ」。どれもパッと聞いてそれがどんな味のする野菜なのか想像がつきませんか?これはOisixユーザが選ぶネーミング人気上品のネーミングの1つです。
 どんな味なのか、どんな機能名のか、どんな○○なのかを掻き立てるネーミングは人に連想を起こさせ、興味を誘います。

共感・親しみがわく

 「チョコモナカジャンボ」は単体(チョコ、モナカ、ジャンボ」どれも身近なもの、表現でまとまっています。…ジャンボが身近かどうかは置いといて、ただ、親しみがわくということを意識するしていきましょう。
 あなたの長年好きなものを振り返ってみると共感や親しみのわくネーミングのものがある…かも?

省略しやすい

 名称は人に伝えていく際に省略されていく傾向にあります。調べると、シャーペン、電車、スマホ、PCどれも略語ですね。
 ネーミングを考える際に、その略語まで考えるというのは難しいです。最初は自然と作られていくものに身を任してみるのも大切な方法です。

コンセプトを表している

 千葉県松戸市に「すぐやる課」というのがあります。もうコンセプトがわかりますよね。
 直球にその内容を表し、それを体現することは信頼にもつながります。

記憶に残りやすい

 記憶に残りやすといのには「覚えやすい」と「ハッとさせられる」というのがあると思います。
 私個人のチョイスでは
 覚えやすい:ニコニコ動画
 ハッとする:命に嫌われている
ですね。個人的チョイスですが、聞いたとき、知ったときすぐに覚えました。

ネーミングを作るコツ

 ネーミングを作る際には「チェックポイント」を気にせずまず作ることでです。直観で作ることが優先されます。直観、完成から生まれたものをチェックポンとを確認しながら説明や理由などを付加することで磨かれ、輝いてゆきます。
 また、ネーミングの良さは時間をかけて伝わることもあります。作り、磨いた後それがなじむのを待つ。素晴らしいものを作るときの鉄則のような行動が必要なのです。

感想

 言われれば確かに良いネーミングってチェックポイントの何かを満たしている。逆に良くないというのを世間から探すのが難しいと思ってしまう。目立つもの、良いものに目が生きやすいからね。
 ただ、技術だのなんだのの前に、作った自分が「良い」と思い続けることができるネーミングがまず重要なんだな。


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