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雑記ブログをやる価値は一切ない【雑記ブロガー必見】


タイトルが鋭利になりすぎました。


誤解なきように先にお話しすると、雑記ブログ自体を全否定したい訳ではありません。


趣味でやるならやればいいし、雑記の方がモチベが続くならそれはそれでいい。


今回したいお話は、「稼ぐという観点において、特化ブログは雑記ブログの完全上位互換だ」という内容です。


今雑記ブログをやっている方は、この記事を読み、特化ブログ運営に移行することで、同じ執筆時間でより多く稼げるようになる可能性があります。


以下詳しい解説です。


1. 特化ブログは参入障壁に守られる。雑記ブログは常にリスクに晒される


雑記ブログを頑張って書いたあなた。


その結果、ある記事が検索上位にインデックスされたとします。


でも、その記事が「強いSEOブロガー」に目を付けられたら、もう終わりです。


なぜならその時点で、上位互換の記事を書かれて記事単位で検索上位を奪われるリスクが常に存在しているから。


このように、雑記ブログって生殺与奪の権を競合に委ねてるようなものなんですよ。


でも特化ブログは違います。


一度作り込んでしまえば、Googleが「このサイトはこのキーワードに関して複合網羅的に情報をまとめているサイトなんだな」と判断し、SEO的に負けづらくなるばかりか、


そのおかげで、そのキーワードで参入を考えるSEOブロガーや企業メディアも


「あ、こんなに強いサイトが検索結果に存在するなら、参入するのやめておこうかな…」


などと考えて、参戦してこない可能性が高くなるからです。


ちなみに…
参入障壁の大きさは、皆さんが思うより遥かに大きいです。


例えば、こちらのnoteでは「月10〜200万円くらい稼げるジャンルで特化サイトを作ろうね」という感じで紹介していますが、


そういう「月10-200万円くらい稼いでそうで、完成度の高い特化ブログ」が存在するキーワードを、仮に


・強いSEOブロガー
・企業メディアの運用担当者


が見つけたとしましょう。


彼らの目線からすれば、その市場で戦うことって、


⭕️勝ち切れても高々10万円とか200万円/月程度

⭕️それもあなたのサイトのポジションを取れた場合の話であって、あなたの『完成度の高い特化ブログ』と収益を分け合わなければならないから、実際参入した場合に得られる収益は更に小さくなる


って程度の条件な訳です。


稼いでる人や、企業メディア運営者の目線になって考えてみてください。


こんなチンケな市場にわざわざ参入したいですか?


特化ブログを作るのだって、それなりに手間かかります。


これを読んでいる方には雑記ブロガーさんが多いので、ブログ作成の手間はよくわかりますよね。


だから、月10-200万円くらい"しか"稼げないあなたの特化サイトが、検索上位にしっかりと君臨していれば、


強い競合は参入を諦め、もっと確度高く大きく稼げる市場を探しに、去ってくれる可能性が高いんです。


このように、雑記ブログは1記事単位での勝負であるがゆえに、バチバチの戦いに巻き込まれるリスクを常に負い続けていますが、


「個人ブロガー勢が欲しい程度の金額」を狙って作った特化サイトは、サイト単位での勝負になるので、実は参入障壁に守られる結果になるんですね。


これが雑記ブログが特化ブログに劣後する理由の1つ目です。


2. 特化ブログは「上位互換のパクリサイト」に負けることが少ない。雑記ブログはパクリ記事に負けることも多々ある。


よく聞く言説に


🙍‍♂️強い特化サイトを作っても、強いSEOプレイヤーに完全模倣されて上位互換作られたら勝てるわけなくね?


というものがあります。


結論からいうと、これは間違いである可能性が高いです。正しくは


特化ブログはパクリサイトに負けづらいが、雑記ブログは負けることもある


私はこうだと思っています。


なぜか?


その答えはGoogleの戦略を考えてみれば分かります。


Googleって基本的には「世界一使われる検索エンジン」のポジションをキープし続けることで広告収益を稼ぐビジネスモデルを取っていますよね。


そのため、Googleとしては、ユーザーが検索した際に、その検索意図にしっかり沿った結果が表示される検索エンジンを目指し、アルゴリズムを組んでいます。


だから色んな記事が存在する検索環境では、検索の1位から10位までに全部同じような記事が並ぶことはありません。


なるべく色んな観点の記事を表示した方が、検索者の意図にそった記事が検索者の目に入る確率が上がるからです。


そう、、


Googleとしてはなるべく多様な記事がインターネット上に存在して欲しいんです。


その方が検索結果に表示できる記事の選択肢が増えるから。


当たり前のことですよね。


つまり、既存で検索ニーズを満たすサイトや記事が、既に検索環境に存在している場合、それの模倣サイトや記事、多少の上位互換サイトや記事が誰かによって書かれたところで、


情報の最新性(=記事を更新しているか)などの他要素も含めて、そこまで価値が変わらなければ、元々あった記事が優先される可能性が大きい、と推測できます。


このように、単なる模倣や、多少キュレーションして上位互換記事を書いたところで、簡単には勝てないアルゴがあるからこそ、


SEOプレイヤーは「既存の模倣や上位互換の記事やサイトを作るのに掛けている時間や労力」を、全く新しいものを生み出すために掛けてくれるようになる。


これは明らかにGoogleにとって望む展開な訳です。


もちろん、誰がどう見ても明らかに上位互換の模倣サイトや記事の方が役立つ場合は別かもしれませんが、


Googleとしては


👨‍💻模倣サイト作ったら稼げるじゃん!稼いでるサイト見つけてひたすら模倣して模倣サイト量産しよ!


っていう発想を持つ輩が増えないように、


既存のしっかり作り込まれたサイトや記事を優遇するアルゴリズムを、多少なりとも働かせるようにしてるのではないかな?


って個人的には思ってます。


ようは、


しっかり作り込まれたサイトや記事はGoogleから"多少は"守られるよ


ってことですね。


ただ、ここで重要なのは、あくまで「多少は」であるということです。


つまり、このGoogleによって先行者に付与される保護パワーは、あくまで微々たるものなのではないかな、と私は考えています。


まあ当たり前ですね。


Google「先行者だから絶対保護!」


なんてやってたら、誰も記事なんて書かない。


市場環境で競争原理が働かなくなっちゃいますから。


だから、あくまでパクリを防ぐ的な意図で、Googleは軽めにそういうアルゴを掛けてくれている、くらいに推測するのが正しいのではないかな、と私は考えています。


そう考えると


▼特化ブログ(の1記事):
元々「特化パワー」で参入障壁があるところに、誤差かもしれないが「先行者パワー」で更に参入障壁が強化される
 →かなり負けづらい


▼雑記ブログ(の1記事):
バチバチの競争環境に晒されているが、ほんの少しの「先行者パワー」を持っている
 →かなり上位互換の内容なら勝てそうだから、書いてみよう!たかが1記事だし!みたいなヤツには負けてしまう


という感じに、
特化ブログと雑記ブログはそれぞれ評価できる訳ですね。


これが明らかに雑記ブログが劣後する理由です。


この差はデカイ。


「雑記ブログでも稼げてる?」その時間で特化ブログ作ってたらもっと稼げてたんじゃね?


で、
こういう話をすると、


👨‍💻いやいや一ノ瀬さん。俺、雑記ブログで普通に稼げてますけど。


っていう方が出てくるので、そのあたりも触れておきます。


結論、雑記ブログは稼げます。


私はそれ自体は一切否定していません。


単に


🙍‍♂️雑記ブログを運営していた時間で、特化ブログを運営していたら、もっと稼げてたと思うよ


と言っているだけです。



そう、雑記ブログと特化ブログの収益性の差は段違いなんです。


だから、もしあなたが今雑記ブログをやっているのであれば、そのサイトの更新は今すぐやめて、特化ブログに移行した方がいいと思います。


理由は大まかに以下の通りです。


<特化ブログの収益性が高い理由>
1. サイト全体を集客導線、アフィ案件への興味付の誘導文に使える。

2. 潜在顧客の母数が多く、商品購入に向けてページの至るところで説得できる機会が多い。

3. 企業案件をもらいやすい。

4. サイト内回遊を狙いやすい。


<雑記ブログの収益性が低い理由>
1. 単記事単位で集客、説得、購買の一連の流れを完成させなきゃいけないので、アフィリエイトの難易度が高く、アドセンスでの収益化になりやすい(商標記事は除く)。

2. 記事単位で別のアフィリエイトリンクを貼ることになると、サイトの管理工数が半端なくなる。アフィリエイトリンク切れを把握できない、広告主からの依頼でのブログ文言の修正など、余計なリスクや手間がつきまとう。

3. サイト内回遊があまり期待できない。潜在顧客が溜まりづらく、商品購入に向けて説得できる機会が少ない。


もちろん雑記ブログでも稼げるし、稼いでる人もいるのですが、


どっちが効率いいか?
どっちが競合に対するリスク管理が出来ているか?


って言ったら「特化サイト一択だよね」って話でした。


おわり


※以下の2記事も併せて読むと考えが深まると思います!


いちのせのTwitter
Twitterでは主にキーワードと特化サイトに関する有益な思考や分析を発信しています。

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