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Dr.パルナサスの鏡(The Imaginarium of Doctor Parnassus)

公開当時、はてなダイアリーにあげた映画の感想文。
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★本日、TOHOシネマズ なんばのプレミアスクリーンで観てきました。ゆったりしたシートで、非常に快適。可能なら毎回ここで観たい。はじめ空調が暑いくらいだったんですが、本編が始まる頃にはいささか寒さを感じるほどに。簡単に羽織ったり脱いだりできるくらいの上着があったほうがいいのかも。まあ、最後部席なら気を使う必要もないですが。少ない座席数で、数字的には小さいスクリーンでその辺りこじんまりした感じかと思いきや、そんなこともなかったです。映画として楽しむには十分。


★で、映画自体はテリー・ギリアムの新作という部分で興味を抱き、極力予備知識無しで観に行きました。映画の感想を書く際には毎回前置いてますが、熱心な映画ファンではないので、あくまで狭い知識に基づいた主観でしかないんですが…。


★前作(?)「ローズ・イン・タイドランド(Tideland)」が非常にカルトで気に入っていただけに、ちょっと肩透かしを食らった感じというのが第一印象。なんというか、監督のやりたいこととポピュラリティとのバランスが上手く取れていないというか…。端的に言うと「割と普通だなー」という感じです。「どんな話?」と問われたら、筋立てて説明できるというか。とは言うものの、トニー役を結果4人の役者が演じることになつて、不用意に難解にしてしまった感じがします。正直必然は感じられなかった。外国人の俳優に疎くて、誰が誰か分からないというのは私の責任ですが…。


★私が映画(や類する何か)に求めるのは、不親切なくらいの徹底した世界観の提示で、その点でも「ローズ・イン・タイドランド」の方が好みであったし、予告で流れていたティム・バートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」の方が気に入りそうではあります。今回の本編中では、出し物トレーラー(?)を停車させている河原などのロケーションや、トニーが梯子をのぼるシーン、警官のミュージカルシーンなどは観ていて気持ちのいいシーンでした。


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