日本人夫婦によるバイリンガル育児:3歳2ヶ月〜4歳4ヶ月ー英単語を読み始めました

前回投稿した「日本人夫婦によるバイリンガル育児」では家族でシンガポールに引っ越したことをお伝えしましたが、この記事では息子がどんなシンガポール生活を送っており英語力がどのくらい向上したかについてご紹介したいと思います。

まず幼稚園についてですが、シンガポールで息子は日系の幼稚園に通っています。インターナショナルプリスクールという選択肢もあったのですが、妻は息子に外遊びをたくさんしてほしいと思っていたため、園庭が大きかった日系の幼稚園を選ぶことになったのです(しかしその後、シンガポールはとにかく蒸し暑く長時間子供を外で遊ばせることができないことを知り、園庭にはそこまで意味がなかったなと思いました)。

主担任はもちろん日本人の先生で、同じクラスの園児も全員日本人でした。副担任は英語を話す外国人の先生だったので園児の多くは初歩的な英単語くらいは理解していたように思います。しかしながら流暢な英語が話せるような環境では全くないので、卒園後にインターナショナルスクールに入学したという子は英語力が足りなかったためにEAL(英語補習)クラスを取る必要があったと聞きました。

息子は幼稚園で英語力が向上することは基本的になかったと思いますが、私との会話や動画視聴を通じて着実にボキャブラリーを増やしていきました(この頃はYoutubeでPeppa Pig、Alphablocks、Numberblocks、Maddie's Do You Know? を観ていたのですが、特にMaddie's Do You Know? は知的好奇心も刺激されるらしく大のお気に入りでした)。if、when、because、before、afterといった接続詞や、make、letなどの使役動詞も使うようになりました。動詞の現在形・過去形や名詞の単数系・複数形が間違っていたときはあります。しかし概念自体はわかっていたので新出単語の変化パターンを知らないだけだと思い、都度私から正しい変化パターンを教えていました。

疑問文は多くの場合で正しく言えていましたが、notが入る長めの疑問文を作るときに助動詞+notの位置を間違うことがあります。例えば、Why can't you do that? とは言えるのですが、Why you can't go to the restaurant with us? と言ってしまったりしました。こちらもその都度正しく言い直してもらいました。

また、やたら長ったらしく話すなと思うこともありました。例えば、息子の自転車を買うときに補助輪がついたものにするかどうか話してた時に I want a bike that it has two small wheels at the back. と言ったのですが、これはシンプルに I want a bike with small wheels at the back. と言えた方がいいです。これはもしかして私が普段 that を多用しすぎていてそれに影響されているのかもしれないと思いました。今後息子がさらに英語力を向上していくにあたって私も普段から勉強を怠らず、よりネイティブが使うような表現を吸収しそれを息子の前で使っていきたいと思わされました。

4歳になった頃くらいから息子は英語を読むことに興味を持ち始めました。私が息子に絵本の読み聞かせをすると私が言ったことを繰り返しながら文を指でなぞるようになったのです(もちろん文字を読めなかったのでなぞるスピードはデタラメでした)。その後すぐに絵本に書いてある各英単語の読み方をしつこく聞くようになったので、これは基礎からやった方がいいなと思い、アルファベットの各文字の音を説明していきました(c はクッ、t はトゥッ、sh はシュッなど)。このときフォニックスのような教材は使わず、絵本に出ている文字を見ながら教えました。ある程度各文字の音がわかってきたところで、本屋で見つけたRhyming Words Flash Cardsなるものを買い、それを使って単語が読めるかどうかの確認をしていきました。rat、hat、well、bell、moon、noon、shop、mopといった読みやすい単語を扱ったカードだったので息子はとても楽しむことができ、読むということに対して自信をつけていったような気がします。それ以来どこかに書いてある知らない単語でも文字が持つ音からなんとか読もうとしています。

ちなみに、日本語を読むことについて妻はまだ何も教えていません。

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