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創業10年目のシタテル、立ち上げ期のエンジニアがPMとして10年越しに改めてジョインした話。

多様なシタテルメンバーのインタビューを通して、カルチャーや特徴などを探る「sitateru voice」。今回は事業開発室 室長の武原にインタビューを行いました。創業当時のシタテルを知る武原が10年ぶりにジョインしたいま、何を感じているか、深掘りすることで、シタテルの特徴がみえてくるかもしれません。

武原 大地
事業開発室 室長

大学在籍時、約1年間インドのIT企業でプロダクト開発のインターンを行う。帰国後、熊本で創業当初のシタテルにジョイン。大学院卒業と同時にシタテルを離れ、ワークスアプリケーションズに入社。ERPシステムの要件定義から開発、テスト、保守対応まで幅広く従事する。その後、スタートアップ企業でAI開発を行う企業向けのアノテーションプラットフォームの開発・提供を行う。2023年にシタテルにジョインし、現在は事業会開発室の室長を務める。


シタテル創業当初、3人の時代にジョイン。

ーー2023年の年明けにジョインされましたが、入社のきっかけを教えてください。

少しさかのぼりますが、今から10年以上前、知人の紹介でCEOの河野と知り合いました。シタテルが会社としてできたばかりで、ちょうど現在の事業の前身となるような事業を立ち上げようとしていて、開発できる人を探していたようです。

私は熊本出身で、当時は地元の大学に通う4年生でした。元々自分でwebサービスを立ち上げたり、インドでエンジニアとしてインターンをしたりと、開発を経験していたこともあり、声をかけてもらいました。

今でこそスタートアップ企業が、東京や大阪以外の地方にあることは珍しくなくなってきましたが、当時は熊本のスタートアップ企業なんて聞いたこともなくて。しかもこれからサービスをつくると聞いて、とても面白そうなフェーズだし、熊本から産業変革に挑戦できるなんてまたとない機会だと思い、わくわくしながら飛び込みました。

いざ入ってみると当時は机と椅子しかない狭いオフィスで、河野と私とインターン生の3名だけでした。河野の描く構想を詳しく聞きながら、サービスとしてどのような形にするか、日夜、試行錯誤しながら開発するのは手触り感もあって楽しかったですし、やりたくても、なかなかできない経験だったと思います。

ーー創業時はいつ頃までシタテルで働いていましたか?

大学4年生から大学院卒業までの約3年です。シタテルと学校を両立していたこともあり、インターン生と私だけだとスケジュール的にハードだったので、大学院の先輩を誘いました。エンジニアが2人ジョインしたことにより、開発スピードもあがりました。

そして3年かけてやっとサービスが形になり、無事に最初のリリースを見届けることができました。会社としての最初のサービスを0→1で生み出した感動はひとしおで、これを超える感動はこの10年振り返ってもありません。

ここでひとつの区切りだと思い、シタテルから離れて東京に出ました。

その後は、もう少し規模の大きい自社サービスの開発に携わりたいと思い、ワークスアプリケーションズでERPシステムを開発していました。その時も要件定義から開発、テスト、リリース、保守対応など一通りの流れを全て行いました。組織風土として、やってみたいことはチャレンジできる環境だったのですが、すでに大企業だったこともあり、一定の土台や型は先人たちによってつくられていました。

そのような状況に少し物足りなさを感じ始めたころ、ちょうど大規模なシステム開発を一通り学び終えたので、その経験を携えて、改めてまた立ち上げたばかりのスタートアップに転職しました。そこでは、AIの精度を向上させるために、機械学習のトレーニングに利用する教師データ(アノテーション)を簡単に生成できるAIを開発していました。

そしてAIの開発も一区切りしたときに、ステップアップのため新たな挑戦をしようと考えてました。特に職種では絞っていなかったのですが、自分がまだ経験したことないフェーズの会社が良いと考えていました。さらに手触り感をもって、事業の拡大と共に会社を大きくすることを経験できる場所が良いと考えていました。

そんな転職のタイミングで河野と話す機会があったんですよね。実は、これまで他の会社で働いている間も、河野とは半年に1回ぐらい会って、お互いの近況報告をしてたんです。その度にシタテルの話も聞いていました。

10年越しに、業界の変革に向けて事業がダイレクトにつながっていることを実感


いろいろ話をしているうちに、このフェーズで改めてシタテルにジョインすることにとても魅力的を感じました。というのも創業期と比べて、シタテルが実現したい世界は変わらないですが、市場環境や世界情勢がかなり変化して、会社としてのアプローチ方法も大きな変化を遂げている。そして今やっていること、これからやろうとしていることが業界を変革させることに、よりダイレクトにつながってきているように感じました。

そして、自分がこれまで10年間、シタテルから離れて積み重ねてきた経験を活かすことができるのではないかと思い、改めてシタテルにジョインすることを決めました。

ーー現在はどのような業務をされていますか?

いまは事業開発室の室長として、クライアントがどのような課題を抱えているのかを特定して、それに対してシタテルはどのようなソリューションを提供できるのか、ということを考えて形にしています。

10年前のシタテルを知っているといっても会社も業界も大きく変化しているので、今まで全く携わったことのない業界・会社というつもりでゼロから必死にキャッチアップしています。

ーー難しいと感じることを教えてください。

現在シタテルには「sitateru CLOUD」と「sitateru MARKET」2つのプロダクトがあります。私は主に「sitateru CLOUD」を担当してるのですが、ユーザーの真の課題を特定することが一番難しいなと感じています。

「こういうことに困っているのではないか」と仮説を立て、実際にヒアリングして検証するのですが、ヒアリングしているユーザーも認識していない、表層的な事象に隠された課題の本質を見つけることに苦労しています。

そういうときは、言葉を字面で捉えるのではなく、言葉の裏に隠された気持ちだったり、実際の行動の方が信憑性があるので、それを見極める力や解像度を上げることが大事だと考えています。

本人も認識していない課題を抽出するのは大変ではありますが、これを繰り返しながら最初は何もなかったところからプロダクトの機能をつくる。そして、ユーザーから想定通り、あるいは想定以上の反応をもらえることが、この仕事の面白味だと思います。逆に想定通りの反応がなかった場合でも、それはそれでなぜ期待を裏切られたのか、どう変えれば良いか検証して、日々楽しんでいます。

ーー武原さんはどのような働き方をしていますか?

私はほぼ毎日、東京オフィスに出社しています。会社は基本的にリモートワークなので、客先訪問や来訪があるとき以外は出社する必要はありません。しかし、出社・退社をすることで自分の仕事スイッチのオンオフをしっかりと切り替えられるので、これからも出社は続けたいと思います。

それに出社をすると、その日たまたま来ているメンバーとも自然と会話が生まれたり、そこから仕事のヒントを得られたりと、リモートワークにはない利点もあります。

地元が熊本なので、今度は実家に帰ったタイミングで熊本オフィスにも出社してみようと考えています。熊本のメンバーとリアルで会ったことがないので、とても楽しみにしています。

ーーシタテルはどのような人が多いと感じますか?

1人1人のメンバーが、かなり自立している組織だと感じます。自分たちが本気でこの業界を変えるんだ、という強い想いや信念を持っていて、良い意味で甘えがなく、プロ意識を持って取り組んでる人が多いです。

だからといって、怖い人が多いとかそういうことは全くありません。何か疑問があって質問したら、とても親身になって答えてくれますし、タイミングが合えば、とても気さくに話をしてくれます。

他にも、みんなビジョンやミッションに共感して入社していますが、ファッションブランドやアパレル商社の出身の人など、昔から服に興味があって大好きという人も多いですね。とはいえ、自分のファッションやおしゃれに対してあまり興味がない人ももちろんいます。私はどちらかというと、後者ですね。(笑) おしゃれな人じゃないといけない、ということは全くありません。

業界に大きなうねりを生み出すために、サービスをどう進化させるか

ーー今後、シタテルでどんなことに挑戦したいですか?

今あるsitateruプラットフォームによって、業界の変化を少しずつ感じることがあります。でもまだ始まったばかりなので、もっと業界に大きなうねりを生み出すようなサービスに進化させて、圧倒的なシェアを獲得したいと考えています。

そのためにも事業開発室として「sitateru CLOUD」の使い勝手はどうかを検証して、今後どのようなプロダクトになる必要があるか、という構想をひとつずつ実現させる必要があります。そして、衣服・ライフスタイル製品をつくっている人、つくりたいと考えている人、誰もがシタテルを使っている世の中にしたいと考えています。

衣服・ライフスタイル業界は、ネガティブなことを言われることも多いですし、本当に解決しなければいけない課題が多いのも事実です。

しかしこんな時代だからこそ、河野もいつも言っているのですが、我々がビジョンに掲げている「IMAGINATION」を大切にして、人々が持つイマジネーションの力を引き出し、より豊かな未来に向けて、新しいモノ・コトが生み出されていくインフラをつくる、ということを実現させたいと思います。

シタテルのメンバーはこういう想いを内に秘めつつ日々の業務に取り組んでいる人が多く、同じような想いを持って、取り組めていることがうれしいですし、これから会社を大きくしていくのがとても楽しみです!

ーー武原さん、ありがとうございました!

シタテルでは、VISION・MISSIONに共感いただける方からのご応募をお待ちしております!
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