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「自分の手で飛行機を設計したい」台湾で航空宇宙工学を学ぶ学生にインタビュー!【台湾留学】

 こんにちは!タピオカ留学です!

今回は阿部翔汰郎さんにインタビューします!

「子供の頃から好きだった飛行機をいつか自分の手で設計したかった」という、台中の逢甲大學で航空宇宙工学を専攻している阿部翔汰郎さん。

趣味は運動、カメラ、動画編集、打楽器、料理、特技はマジック、サッカーだとか。小さい頃から好奇心旺盛で、やりたいことを全部やって充実した日々を過ごされている翔汰郎さんに、今回はインタビューをします!

阿部翔汰郎さん( 台中・逢甲大學 航太與系統工程系3年 )

 

留学前のこと

—台湾に留学したきっかけを教えてください。

翔汰郎さん:もともと日本の短期留学できる大学を探していましたが、工学部でそのような大学は数少なく悩んでいた頃から、正規留学という選択を視野に入れ始めました。そこでたまたま見つけたのが台湾だったので、台湾に留学することを決めました。

—逢甲大學を選んだ理由を教えてください。

翔汰郎さん:自分の学びたい学科があったからです。航空宇宙工学は日本でも少ないですが、台湾でもやはり一緒で、その航空宇宙システム工学科がある数少ない大学の一つを選択し進学しました。

 

留学していて

—どのような学校生活を送っていますか。

翔汰郎さん:私の所属する学科は基本的に必修が多く卒業単位も他の学科よりも多い学科なので、授業が他の学科よりも多めに入っています。
学科としては、航空機を設計する学科になります。エンジン内部の設計などを学んでいます。午前中から午後18時頃まで、日によっては21時まで学校にいることがほとんどです。

部活はマジック部に参加しています。台湾人のマジック能力は、大学生としては変わらないと思います、台湾のマジシャンは、活動範囲は例えば小学校で教えたりするなど、イベントを開催することに関して言えば日本よりは活発だと思います。
また台中に住む日本人が参加するサッカーチームにも参加しているので、放課後や休日はそちらの活動に参加していることが多いです。

—逢甲大學はどんな大学ですか。

翔汰郎さん:理系の私から見る逢甲大學は「私立大学の中では、バランスよくハイレベルな大学」というイメージです。

—大学には日本人が多いですか?

翔汰郎さん:とても多いと思います。日本人だけで100人弱、外国国籍の学生は2000人〜3000人ほどいるのではないかと思います。ただ、学科に偏りがあるようです。一つの例として、私の所属する学科は日本人が私だけなのに対し、国際貿易やマーケティングは1学年に4〜8人います。

クラスには他にマレーシア人が一人いるだけになります。日本人がいない学科ですが、私は中国語が話せないことを恥じずにクラスメートとたくさん話しました。台湾人でもいいので、学科内で仲のいい先輩を作ると、メモ付きの教科書や過去問をもらえるのでおすすめです。そのためにも部活に入って先輩方と繋がりを作るべきかなと思います。

—寮はどんな雰囲気ですか。

翔汰郎さん:とても綺麗な寮でした。しかし人によっては少々狭いかなと思います。また寮ではルームメイトと清潔感の基準が合わず、現在は仲のいい台湾人2人と3人でルームシェアをしています。

—今住んでいる場所での生活について詳しくおしえてください。

翔汰郎さん:学校まで歩いて15分以内で、トイレやシャワー、キッチンなどは共同で使っています。綺麗さでいうと台湾の中では普通ぐらいで、私は毎月5千元の部屋代を払っています。

—学科の大変さや魅力を教えてください。

翔汰郎さん:卒業単位が多いことに加え、とにかく力学がとても難しいです。力学と言っても、流体力学や熱力学、空気動力学など様々です。他の学科よりも大変で難しい学科と言われていますが、飛行機が好きなら、その勉強も楽しいと思います。卒業制作では無人飛行機を自分たちで設計、製作、試験飛行までやるので、こればかりは他の学科にはない「おもしろさ」ではないかなと思います。

もし私の学科に入りたい後輩がいれば、日本語でいいので数学三、熱力学、動力学、静力学は頑張っておいたほうがいいと思います。

—お気に入りの授業を教えてください。

翔汰郎さん:自分的に「飛行力学」が面白いと思います。さまざまな力学を一通り習った後にやっと学べる学問ですが、なぜ飛行機は飛ぶのか、飛行機が空中でスピードを落とす方法など、飛行機の仕組みに関するあれこれを事細かに学べるので、飛行機好きにはたまらない教科の一つではないかなと思います。

—部活動など何か団体に参加していますか?

翔汰郎さん:マジック(週に2日、1回2時間ほど。下学期にあるステージのために、週末5〜6時間の時も。)と校外活動として台中に住んでいる日本人サッカーチームに参加しています。また、他にも「タピオカ留学」に所属しています。

—学校行事など何か特別なイベントがあれば教えてください。

翔汰郎さん:「美食週」という、各国、各地域の人たちが地元のご当地グルメを販売するイベントがあります。台湾の中でも地方から来てる人たちも、出店するのでとても楽しいイベントです。

—翔汰郎さんが感じる台湾の魅力を教えてください。

翔汰郎さん:美味しいご飯が安いこと。ご飯が美味しい、そして安い。安いのでお腹いっぱい食べることができます。雞肉飯がおススメです。脂っこくなく、美味しい!おすすめの食べ物です。また台湾の「蛋捲」というお菓子が、個人的にはとても好きです。それほど高価なものでもないので、皆さんも食べてみてほしいです。

—台湾生活で大変だったことや良かったことを教えてください。

翔汰郎さん:テスト期間はとにかく大変です。自分の大学はテストの週が決まってないので、その教科の先生のタイミングでテストが決まります。よって、時には1ヶ月ほどテストが続くこともあります。テスト勉強しながら、他の授業が進んでいくので、とにかく大変です。自分は前々回のテストでは1ヶ月ほど期間が続いて、ご飯が食べれなくなってしまったので、5キロほど痩せました笑笑

—台湾留学に来る前と今、何か変わりましたか?

翔汰郎さん:言語の壁を恐れず海外の人に話しかけれるようになりました。言語に自信のない自分は日本人なら話しかけに行けるけど、海外の人に話をかけに行くことができませんでしたが、留学して半ば強引ではありますが、場数を踏んだおかげもあり、今では海外の人に話しかけに行けるようになりました。

—中国語の勉強で、困ったことやおすすめの勉強法はありますか。

翔汰郎さん:自分はとにかく声調と「sh,zh,ch」の発音がうまく言えず苦労しました。声調に関してはとにかく毎日1~100まで音読していました。また、その日習った中国語の文章などを録音して、聴いて、録音して、聴いてを繰り返し、中国語の先生に発音がどれだけ近づけるかを練習していました。←これおすすめです。普段、自分の発音を客観的に聞くことがないので、自分の発音を録音するのは特にお勧めできます。

—もし過去に戻って別の大学を受験するならどこを受けたいですか。

翔汰郎さん:もう少し英語の勉強を頑張って、台湾の成功大學航太工程系を目指したいです。

—台湾の大学を受験する際に困ったことを教えてください。

翔汰郎さん:寮を出た後、どんなとこに住めばいいのか分からなかったのが困りました。また大学に日本人がどのくらいいて、入学後どのくらいその人たちと繋がれるか分からなかったので、親も含め心配していました。また、入学前に学科の先輩などの話が聞きたかったです。

 

これからのこと

—これからの目標や夢を教えてください。

翔汰郎さん:日本でも台湾でも機体の分野については大学院までの方が、研究職の方が有利だと思うので進学を目指しています。今のことろ外国人枠を狙って台湾の大学院へ進学し、小さい頃から夢見ている機体を設計する仕事に携わりたいです。入るために必要な言語系資格を勉強しています。

—これから台湾で学びたいと考えている後輩にメッセージをお願いします。

翔汰郎さん:大学生になったら圧倒的に自由が増えます。それは日本にいても台湾にいても同じことですが、留学している以上、多少同じ日本人を見つけては連みたい気持ちも出ると思います。自由が増えていると言うことは、自分を律して生活しないといけないという事。
最初は怖いかもしれませんが、どんどん台湾人や他の国籍の学生に話しかけて、台湾でしか経験できない活動に参加して、皆さんが台湾留学したことを後悔しない大学生活を送れることを祈っています。

以上、阿部翔汰郎さんインタビューでした!

学科柄聞くだけでとても難しそうな授業のお話がありましたが、飛行機を自らの手で設計したいという目標があるからこそ、その過程を楽しめているのが素敵だなと印象的でした!

阿部翔汰郎さんありがとうございました!

 

次回は台湾の大学の寮について!
新入生の皆さんとても気になるトピックだと思います!
是非チェックを!


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