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小話:他者への怯え

日本人は大東亜戦争以後、国家によって家族や仲間から引き裂かれたことがない人がほぼ100パーセントであろう。

この状態が私たち日本人の多くに、国家が作り上げてきたさまざまな壁を見えなくされている。

その感覚は私たちが生きているうえで国家ということを感じることがほとんどないからであろう。

だからこそ他者との関わりを面倒くさがる傾向が強くなっているのではないか。

他者との出会い、交流に怯える。

この考えが適切かどうかはわからないが、戦後70年以上、日本が戦争をしてこなかった新たな病魔なのではないだろうか。

ウクライナ戦争の早期終結を祈りながら。

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