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小話:国際観艦式2022

日本では20年振りの開催となった国際観艦式

今回、個人的に感じたのは大きく2点ありました。

一つ目は、オーストラリアから4隻もの軍艦が参加していたことです。
オーストラリアがいかに太平洋における自由で開かれた海を重視しているかの姿勢が現れています。

二つ目にインド海軍とパキスタン海軍が参加していることです。
紛争国が揃って参加することはお互いの共通の国益が存在していると推察されます。

この2点に対して行き着くゴールは中国の権益拡大に対する牽制のメッセージではないかと考えます。

中国の太平洋への海軍進出
海のシルクロードと言われるアフリカ大陸方面への進出

この2点は周辺国への安全保障上の脅威に他なりません。
拡大する中国の脅威に対抗するためには単独では困難です。

国家間におけるNavy to Navyの繋がりは中国への大きなメッセージを与えるものです。

世界の平和と安定が国益に寄与するのであればそこに賛同することは大切な選択であると考えます。

今回の国際観艦式は大きな成果があったと信じています。



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