岩谷宏の過去の原稿と最新の原稿を提供していきます。 岩谷宏の言葉(新刊書籍)を準備中です。 https://note.com/metakit/n/nee59cc7fc3e5
この記事はマガジンを購入した人だけが読めます
いわゆる「日本のロック」と称される音楽に感じる胡散臭さや嘘臭さや空疎さを、日常的な日本語で言い表すことに挑戦しておりましたが、“日本語で”に関しては挫折、しかし、もっとシンプルで(わかる人には)わかりやすい表現として、あれら一連の浅い音楽は「ファンキー(funky)でない」、あるいは「ファンキーさがない」、という評価でよいことに気づきました。 そしてしかし今度は、funkyを日本語で正しく説明する、という超難題が目の前に現れます。うーん、弱った。 一応、音の方から説明する
マガジン限定
今や、半永久的かとも思われる永続的一党独裁体制のようなものすら、社会主義を自称他称しているから、社会主義、socialismという言葉のイメージは最悪ラインにまで落ち込んでしまっていますが、でも、言葉の素朴な来歴をすなおに見直すかぎり、言葉のイメージをもう一度、正しく着換え直すことができるかもしれません。 そもそも、英語からたどると、名詞がsociety、形容詞がsocial、副詞がsociallyと来て、動詞はなにかというと、それはsocializeです。ですから名詞のs
新年早々、羽田空港滑走路上で起きた衝突炎上死亡事故については、翌1月3日に早くも、国土交通省が事故時の管制交信記録を公表しましたが、一般メディア上に載ったその交信記録なるものは羊頭狗肉、国交省自身や各メディア側で翻訳した日本語なので、どこでどんな誤解や思い違いが発生して滑走路上の重大事故が生じたのか、その手がかりを探ることは難しいです。 しかも、そのご親切なる日本語訳も、内容が正確に経時的でなかったりして、かえって分かりづらい資料になってるのもあります。 かろうじて得られ