冷めていくアイディア
アイディアが浮かばない。
なにかを読んだり観たりするのは好きな一方で、自分で新しいものを生み出す体験をできていないのも、そもそものネタが無いことから始まる。
授業の作文にしろ描画にしろ、対象を何にするか、というところで一番時間を使うタイプの学生だった。夏休みの終わりにひねり出したつまらないテーマで、1日で仕上げて提出するというパターン。
技術があるわけでもないので、完成品も見返す気の起こらないような内容でになってしまう。先生もあまりじっくり読まないでくれ、真剣に見ないでくれ、と少し祈りながら提出していたような気もする。
そもそもテーマを1ヶ月以上考えたところで何も変わらないのだが、たかが宿題の取り組み方を改善する気もなく、私はそれを、毎度毎度繰り返していた。
そのため、noteに書けそうなことを思いついたときは、それをメモするようにしている。こんなことを書こうかな、という内容を簡単に残しておくのだ。しかし、それもほとんど役に立っていない。
というのも、テーマが思いついても時間が経つと自分の中で鮮度やら熱やらが失われてしまうからである。メモを見ても、それについて書こうという気が起きない。先延ばし癖もあるので、思い出した頃にはすっかり冷めている。あるいは、壮大なことをイメージしすぎていて、形にならない。
もう少し、スモールステップを早く踏める練習をした方がいいのかもしれない。別に義務で書いている訳ではないのだけれど、せっかく思いついたものを腐らせてしまうのも勿体ない。己の程度を知るためにも実行に重きを置くという覚悟も必要だろうか。
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