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昼夜逆転のわけを考える〈後編・夜〉

昼夜逆転しがちな私が、「習慣化しているから」以外の理由を探る。
朝の目覚めの怠惰と憂鬱、夜の憂鬱に別れを告げたい。いつかは。

前編のリンク(こちらもnoteです。)

その2.夜眠れないのはなぜか

朝起きられない理由と同様、夜眠れない理由についても同様に考えていきたい。今のところ思いつくのはこのようなもの。

①日中体力的に疲れていないため。
②ネガティブな考え事をしてしまうため。
③その一日に満足していないため。
④みんなが寝静まった時間に活動しているとお得な感じがするため。

①日中体力的に疲れていないため

体力が有り余っていると、眠気がやってこないのは自然なことだ。

特に外出が少なかったり立ち上がったり歩いたりすることが少ないと、疲れてはいるが、眠りやすい疲れにはならない。横になって身体がしっくりくる状態になるのに時間がかかる。

反対に、旅行先でたくさん歩いたり、日光を浴びて日に焼けたりすると、体力が消耗しているのを感じて気持ちよい眠気がやってくる。楽しくて、眠くて、安心感と幸福感で自分が満たされている。

ただし、遊んで楽しくなってアドレナリンが出っぱなしのような感覚になることもあるので、これは必ずしもそうではない。

また、精神的な疲れはむしろ、不眠へ繋がりうる。

②ネガティブな考え事をしてしまうため。

夜はなんとなく不安になる。

個人的に朝の憂鬱さよりはマシに思えるが、一日について、明日からの労働や明日からの憂鬱、今後への焦りが漠然と感じられる。

それ故、その漠然とした不安から目をそらすためにYouTubeを物色してしまう。見たいものをだらだらと見続けてしまうこともあれば、特に見たいものがないのに、意識が落ちるまでの繋ぎとして見てしまうこともある。

どちらも現実逃避的であるが、夜で多くの人が眠りについて活動を休止していると思うと、安心して逃避活動にいそしむことができるのだ。

朝に突きつけられる現実が重く感じるのは、これの反動かもしれない。

③その一日に満足していないため。

昼過ぎに起きたり、仕事で一日が終わってしまったとき、自分の満足した一日を送れていないことが多い。

本当はやりたかったはずの読書や勉強、ゲーム、あるいはYouTubeの動画を見ることだとか。それらをできずに一日を終わらせるのが嫌で、夜に取り返そうとしてしまう。朝と違って既に起きているし、勢いで色々やってしまう。

零時を回って日付が変わろうと、まだ何かを取り返せるような気でいる。それで、最後の詰め込みという形で色々と遊んでしまうのだ。

あるいは、満足をしていたとしても、私の時間の捉え方にも問題がある。
私の中での一日は、日中、夜、ベッドに入ってからの時間の三つに分かれており、ベッドに潜るとまた、さぁさぁ!という気持ちになってしまうのである。

④みんなが寝静まった時間に活動しているとお得な感じがするため。

これは根深い意識の問題だ。

日中でどれだけ疲れようが、一日の活動に満足していようが、夜更かしのお得感というのは拭えない。自分の中に染みついている。

そもそも幼少期の頃は、
「寝ている時間は勿体ない、活動したい!」
と本気で思っており、寝るのが嫌いだった。

そのため、遅寝早起きという、活動時間をできるだけ長くする生活習慣を持っていた。(ただし平日の朝は起きない。)

この頃は、朝早く起きるのもお得だし、夜起きているのもお得だと思っていた。夜更かしはあまりよくないとわかっていたものの、意識があるうちの「もっと〇〇したい」という欲を抑えることは難しく、それが余計に私を夜更かしへと駆り立てた。

さらに、中高生頃から朝起きるのが辛いと言う感覚を覚えるようになる。高校生なんかは、とにかく眠い時期。いくらでも寝られる時期。

そうして夜更かしの習慣だけが残ってしまった。

まとめ

朝は突然現実を突きつけられる辛さがあり、夜はお得感で夜更かしを楽しんでしまう。

もし私が昼夜逆転生活を正すならば、夜更かしでなくて早起きでもお得感は同じだと思えるようにすること、日中で満足できる活動をすることで夜に取り返そうという焦りを取り除くことが一番大事なのではないか。

夜に遊んでいることが朝のしんどさへ影響しているのなら、夜はスローに過ごして朝とのメンタルのギャップを減らし、「朝=満足に活動できる時間」と思えるような朝の楽しみを見つける必要があるのかもしれない。

しかし、朝に起きることができても変に欲張って参ってしまうので、その塩梅も難しいところである。朝へのハードルを下げたい。

今回は、単に「習慣化しているから」以外の理由を色々と考えられたのではないかと思う。もしなにか有効な手段があれば、改めて記録を残そう。

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