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【投資】マルチ商法・MLMはなぜ稼げないのか?

要約;マルチ商法は利益率が低く、見合った結果に繋がりにくい
3分で読めます。

マルチ商法の勧誘に遭った人はいますか?

アム〇ェイ
旅行系マルチ
事業家集団環境
美容品系

など挙げればキリがありません。

私は旅行系マルチに勧誘された経験があります。
相手は熱心に勧誘しますが、聞くほど冷めていく自分に驚いたのを覚えています。

今回は
なぜマルチ商法は稼げないのか?危険性やリスクはあるのか?
について解説したいと思います。


先行者利益型のビジネスモデル

マルチ商法は典型的な先行者利益型のビジネスモデルです。
初期に参入できなければほぼ利益を出すことはできません。

マルチ商法から購入した人は自身も商品を販売しなければならず、階段状に組織が広がっていきます
商品の利益は階段の上にいる人たちに分配される仕組みになっています。
自身が利益を得る場合、売った人がさらに商品を売らないと利益を得ることができないので、マネジメントしなければなりません。

商品を買ってもらっただけでも感謝すべき存在なのに、その人に商品を売るように強要しなければなりません。
マルチ商法では購入者をアパートなどに閉じ込め、お互いを監視させあったり恐喝して商品を販売させています。
仕組み自体に違法性はないのですが、お金を得るためにやるビジネスとは思えません


実体験の話です
旅行系マルチは商品ではなく、旅行やホテルが割引になるという勧誘で紹介者を増やそうとしていました。しかし、毎年旅行に行ける人はごくわずかですし、利用のハードルが高いのでPayできる仕組みではありませんでした。
この事実を指摘しても、紹介者は無理やり勧誘を続けてきたので、一種の洗脳状態だったのではないかと思います。

利益率が低い

商品の内訳のうち紹介料が多くの割合を占めているため、他の競合商品よりも高くなります。売りにくい商品を無理やり売らなくてはならないので、マルチ商法は稼げないと言われているのです。

そもそも自分が商品のことをよく知らなかったり、好きでない場合は販売したいと思えません
自分が少しでも楽な立場になるために相手を貶めるようなビジネスをしたい人はいないでしょう。

リスクが高すぎる

稼げない上に、マルチ商法は人間関係を崩壊させるリスクが高いです。
もし自分が購入してしまった場合、自分が損しないために商品を販売しなければなりません
自分の意見を聞いてくれる人たちに手当たり次第に声を掛けます。
小中高の友人や大学生の友人など、大切な人たちに販売しなければなりません。
次第に人は離れていき、借金と孤独だけが残ります。

大学生の時、中学の友達から久しぶりの誘いがありました。
少し怪しいと思いましたが、残念ながらマルチ商法でした。ファミレスで「先輩」と呼ばれる人の隣で友人は申し訳なさそうにうつむいていました。
1時間ほど説明を聞いたところで切り上げ、「先輩」と別れたあともう一度友人と会いました。友人は騙されたと話していました。
「先輩」に自分を売ったことは許せないが、助けになりたいと申し出ました。友人の親と消費者センターに報告し、費用は友人親が払うことで収束しました。

まとめ

マルチ商法は特別なスキルを必要とせず利益を上げられる、と宣伝されています。しかし実際は周りの人間関係を破壊し、自分だけが利益を追い求めるサイコパスにしかできないビジネスです。
良い商品を宣伝できるなら紹介料を取る必要はありません。
今は少なくなった気がしますが、大学のクラス内に1人~2人はいるくらい有名なビジネスでした。
皆さんは引っかからないように注意してください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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