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家庭環境が生む分断

私は以前から
今の日本にある「家庭制度」や
「結婚制度」が終わりを迎えつつあるのかなと
感じています。

この動画の前半で
安藤さんが語っているように
なんの疑問も持たず
「家族だから信用するのが当たり前」
と考えている結果
たくさんの悲劇が生まれています。

私は今だからこそ
ツッコミどころ満載な両親のことを
明るく話すことができるようになったものの

20代の頃にそうやって
割り切れたかと言うと
家族の話を聞かれたり
結婚はまだかと聞かれたりするのが
苦痛でした。

「母の日」「父の日」「敬老の日」に
家族に贈り物をしたりするのが
当たり前だと
言われてモヤっとしたこともあります。

なぜ自発的に送らせてもくれないのか。

私が家族のことに対して
割り切れるまで時間がかかったのに
なぜ記念日とやらに
こっちが合わせないといけないんだ。
なんでお金を使うのに
こんなに嫌な気持ちで使わないといけないんだ。

そんなことを考えていた時に
そういう私の気持ちをわかってくれる
推しに出会い
救われていました。

その時の自分は無意識に
家庭環境が複雑な人しか
 私とわかりあえない。

家族仲がいい人とは
 本当の意味では仲良くなれない

と思っていました。

いや今もそうなのかもしれません。

職場でも家族の話をよく
嬉々としてするスタッフとは
「私とは違うな」と内心思いながら
距離を置いていました。

この時の私の気持ちをよく表している
漫画がこれです。

少しネタバレになりますが
時が経って少し成長した主人公は

心の中でそうやって
線を引く自分に気づいて
少し歩み寄る姿勢も見せています。

ただ私からしてみたら
21歳でそれに気づけただけで
かなり大人なわけで

私のように30代でも拗らせている人が
多数なのです。笑

それだけ家庭環境とは
大きくその後の人生や価値観において
影響を及ぼすのです。

ただ私はこのような作品が
出てきてくれたことで
「家族が一番が当たり前」に
縛られて苦しんできた人たちがいると
いうことが
かなり認知されたことは
少々嬉しく思います。

安藤さんの冒頭の発言すらも
時代が違ったらなんだか
言いにくかったように感じます。

ネットが今次々と
私たちの洗脳を解いていっています。

それと同時に分断を生んでいます。

これまでの生活が苦しくて
新しい変化を求めている人

これまでの生活の方が
居心地が良くて
変わりたくない人

ネット世界はどこまで
私たちの概念を変えてくれるのでしょうか。

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