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ミニマリズムとSDGs

ミニマリズムとSDGsは
考え方の原理としては
通じる部分があるかと思います。

私たちひとりひとりが
自分が生きていく中で必要な
ものしか欲しないのであれば
それは国際問題を解決する
大きな出来事であるでしょう。

ですが個人レベルだと
拮抗する部分もあって

私が悩んでいるのは
自分の手元からは離したいけど
捨てるにはもったいない
まだ使えるのだから
だれかに譲りたいと思う気持ちです。

人によっては
それに付随する形で
「より高く買い取ってもらえるところに
 譲りたい」
という欲求もあるでしょう。

私はこれに関しては
まず自分の周りから物を減らす
という目的とはずれてしまうので
利益なんて求めないのですが

「物を手放したい」と思っているのに
「捨てる」のではなく
誰かに「使ってもらいたい」と
思うのも目的からずれてる気持ちでしょう。

まだ使えるのに「捨てる」のは
「もったいない」と思ってしまうのです。

ですが世の中には
そういう風にできていないこともあって
某アパレル企業では
不良在庫として抱えると
決算に差し支えるので
売れ残った衣服を
すべて焼却処分してしまう
ということもあったようです。

在庫として残してしまうより
焼却処分した方が
企業の利益になるだなんて
資本主義の仕組みの
歪んだ部分だなと
感じざるを得ません、

20代半ばまで
貧乏暮らしをしていて
その貧乏性が抜けない私は
ついつい使える物を
ボロボロになるまで
使ったり
お腹いっぱいになっても
残すのがもったいなくて
たいらげたりしてしまいます。

それってミニマリストとは
ほど遠くて
自分から手放すものも
極力捨てない方法で
有効活用できないかを
考えてしまいます。

ミニマリズムを優先するならば
自分が必要だと思ったり
ときめく物でない限り
まずは捨ててしまうのが
早いのですが

そうさせてしまっている
社会の実態が強いのも
一つの要因だと思います。

本来ならば
ミニマリズムもSDGsも
両立させていいはずなのに

捨てた方が早いなんて社会
私はもっと改善の余地が
あるんじゃないかと思います。

いつからか
あまり行かなくなった結婚式

最近はカタログギフトも
増えていますが
一昔前は望まない
豪華な食器などが
引き出物でついてきました。

私が結婚式に 
あまり行きたくなくなった
大きな理由のひとつです。

食器というのは
本当に買い取って
もらえるところが少なく

ミニマリストを
目指す者からすると
負債を抱えたような
気持ちになります。

古着屋が増えたことは
少しこのSDGsの傾向が
浸透したように感じますが

まだまだ捨てた方が
コストが安いと
思われがちな世の中です。

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