搾取されていると知っていても私たちはお金を払う

最近転職活動をするにあたって
転職エージェントと面談をしていました。

面談後に送られてきた
「私が思うあなたの強み」
という文章の中で
グッとくるものがありました。

「ロジカル」
「頭の回転が速い」

以前から述べているように　
私はこの「頭が良い」と言われることに
弱いのです。

※余談ですが
　以前紹介した「推し」と
　下の名前が同じだったのも
　私の中のグッとくるポイントでした。
　「この名前は縁がある」とか
　名前の中のイメージってご自身にも
　なんとなくあったりしませんか？

私は在職中の転職活動で
溜まったメールの情報量に
押しつぶされそうになりながら
これを機に
転職アプリの断捨離を
しようと思いました。

基本的にはこの転職エージェントが
紹介する求人を主軸に
考えていこうと思いました。

普段代理店で働いていて
販売という、悪い言い方をすると
「手数料を搾取するサービス業」
に従事する私は
罪悪感を感じることは
一度や二度ではないです。

おそらく販売や営業をする方々が
一度は経験する悩みではないでしょうか。

ですが私はこのループにハマった時に
いつも行きつけのバーに
飲みに行って解決します。

バーの店主がいつも
私を気持ちよく飲ませてくれるので
そこで自己肯定感を上げているのです。

その時にふと気づくことは
飲み屋こそ最大の手数料ビジネスで
お店で出されるお酒の原価を
私たちは簡単に知ることができます。

それでもなおそこに行きたいと
思わせられるのは
決して合理的な理由だけでは
解決しないのです。

SNSの普及などにより
様々な業界の闇が暴露されていく中で
手数料がぼったくられていたと
知らなかった側面も
確かにあったかと思いますが

元々わかった上で
よろこんで手数料を払っていたことは
これまでに幾度もあったはずなのです。

私は転職エージェントが
どういう仕組みでお金が入るのかまでは
わかりませんが
少なくとも
「この人の実績になるようにしたい」
と感じたことは確かです。

そうじゃなくとも
求人は探せるのかもしれませんが
同じ求人ならば
この人を介して応募したいと
感じました。

ただこういった体験こそが
サービスの本質です。

手数料ビジネスといわれる
こういった仕事のターゲットは
大きく二つに分かれていると思います。

ひとつが何もわからないので
失敗しないようにサポートしてほしい方

取られている手数料をチップのように
その人を選んでお願いしている方

ネット社会で
前者が減っていく中で
後者のターゲットをいかに
獲得できるかが
これからの時代の鍵になり

AIに負けないスキルとなるのだと
改めて実感させられました。