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長期的営業力スキル〜対立する価値観のお客様との話し方〜

こちらの記事の続きになります。

今日お話しを聞いてみたのは
50〜80代くらいの女性の方が多かったです。
私自身40代後半くらいまでの友人は
いるのですがこれ以上になると
極端に減ってしまいます。

さすがに15以上歳が離れてしまうと
かなりジェネレーションギャップが存在します。
さらに九州ということもあり
このご年齢くらいから

男性が外で働いて亭主関白
女性は結婚してこどもを産むのが幸せ


このような価値観が前提条件であることが
多いなと言葉の節々に感じることがあります。

私は以前からお話ししているように
こういった価値観にアンチテーゼを持っています。

ただもちろんそれは
腹の底で何が思っていても
否定してしまうと話は発展しないので
基本的には相手を褒めて話を聞き
ポジティブな言い回しに全て変換します。

一通り話を聞いて
相手の苦労を労ってあげると
その方の話は落ち着き
「あなたはどうなの?」
「そろそろ結婚とかは考えないの?」
と私の話になってきます。

36歳で独身でこどもを産む気はない

というようなことを言うと
「あら、後で産みたいと思ったら
 後悔するわよ」
とか
「私のような年寄りになったら
 こどもがいないと寂しいわよ」
とか言う反論が返ってきます。

ここで私は
⚫︎両親が離婚して母子家庭で苦労した
⚫︎父親の養育費の不払いで裁判になった
⚫︎奨学金で親の仕送りなしで大学卒業した
⚫︎コロナの時にFPの資格の勉強をして
 投資を始めた


などの自分の身の上話を絡めて笑いながら
「私もいろいろ勉強した上で考えてるんですよ」的な返しをすると

「あら、あなた偉いわね〜」

と一気に応援したくなるモードに入るようです。

このような流れでハートを掴んだお客様は
次から家族総出で私を指名して
来てくださるようになります。

だいたいこういう時に
戦略的に使うような身の上話は
作り話のようですが
私の場合はすべて実話なので
今のなっては「使える」実体験となっています。

なんだか書いてみると詐欺師のようです。笑
よく同僚から「教祖」と言われていました。

ただ私はその手口に魅了される側の気持ちも
わかっていて
それが別の投稿でも書いている「推し
なのです。

つまり長期的な営業力とは
ファンを作り、自分がお客様の「推し」と
なる力
すなわち「エンタメ」なのです。

詐欺師も教祖も紙一重。
The ENTERTAINERだと思います。


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