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怒りの表現が下手


毒親についてのnoteを書いてから、ふと、自分は怒りを言語化するのが苦手だということに気づいた。


というのも、幼い頃から父に理不尽に怒られ(怒鳴られ)続け、それに対して反論しようものなら更に酷い仕打ちが待っていた為、自分の中に怒りの感情が湧いたとしても歯を食いしばって泣く事しかできなかった背景がある。

怒りを表現してもその感情を更に上回る暴力で捻じ伏せられてしまうと、段々と怒ることができなくなっていく。また、怒りを感じる場面があったとして、それを言語化して相手に伝える術を知らないので、言葉が出てこなくなってしまった。

例えば、友人と会う約束をしていたが1時間待たされた挙句、相手が悪びれもしなかった時があったとする。当然文句の一つや二つ出てくるだろうが、相手に不満を言おうとすると涙が出て来て、途端に言葉を発せなくなってしまう。

こちらが怒りを我慢してその場は収まるが、ああもっとこう言えたな、と纏まった文章の文句が後から浮かんでくるのである。



父は何故感情に任せた「怒り」のパワーを、ありとあらゆる低レベルな罵詈雑言と共に叩きつけることができるんだろうか。乳幼児がそのまま大人になったような人間だから、感情に素直で羨ましい。

喜怒哀楽の怒は親によって無視され続け、哀ばかりが育てられてきた私は、今になっても怒りの出力ができない。

正しい怒りの出力方法を誰か教えて欲しい。


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