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楽しそうに哀しくあれ!

女は楽しそうに見せてるんだよ。

そんな核心をつくような言葉を人生の先輩から頂いた。
本当にその通りだなと。

男も女も関係ないのだが女性の方が哀しみが深いから響くのかもしれない。
言葉は今も突き刺さっていて色んなことの見方が変わった。

歳を重ねると素直ではなくなる。
面倒くさいとわかっても遠回りしてしまう。
それは恐怖から来るのかわからない。
単純に鬱陶しいだけかもしれない。

街に行けば子連れの親子が独り身の私を追い越してゆく。
暖かい風が通り過ぎると風は止まってひとりぼっち。
友達は1人また1人と幸せを掴んでゆく。
取り残されて、涙がなぜか。

暗い部屋に鼻を啜る音が響く。
塞いでいた感情が溢れ出す。
頼れる友達も今ではもう気軽には話せない。
肩を寄せて抱きしめてくれたパートナーも、今はもう。

女は度胸!
昨日飲みに行った友人が放った言葉の奥には何があるのだろう。

3月は2月に買ったミモザを飾り続けていた。
久しぶりに食べた友人のカヌレは蕾のように美しかった。
味は変わらず、真摯にお菓子に向き合い続ける彼の姿が浮かんだ。

みんな元気でいてくれたらいいな。
書いていたらこんなにもシンプルな感情が出てくるのだな。
深く息を吸って、呼吸を整えよう。

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