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5年ほど鬱々と生きていた話
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2021年10月の記事一覧

006 ホリミヤを見かけるたび面白い気分になる

006 ホリミヤを見かけるたび面白い気分になる

私は頼まれればセックスをするような人間だった。

生理的に受け付けない人を除くという条件だけは辛うじて持ち合わせていたものの、初めましての人でも二度目ましての人でも友人でも、そういう流れになれば簡単に応えた。当時の鬱状態による影響も少なからずあっただろう。とにかく自傷と需要をごちゃ混ぜにして生きていた。毎回、犯罪や暴行等の被害に遭っても仕方がないなと思いながらどうでもいい相手の要求を噛まずに飲んだ

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003 サザエさん症候群どころの騒ぎではない

003 サザエさん症候群どころの騒ぎではない

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自分がおかしくなったと認めた日の話をしようと思う。

兆候は感じていた。日に日に足取りは重くなっていて、元から苦手な朝がその頃にはもう大嫌いだった。こんなにも起きられないのは朝が弱いからだと思って夜は早く眠った。仕事が終わればまっすぐ家に帰り、食べたような食べてないような意識の中でおそらくご飯を食べ、最低限の身だしなみとしてさっさとシャワーを浴びたらすぐに眠った。当時も

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002 鬱病と言うには軽く、憂鬱と言うには重たかった

002 鬱病と言うには軽く、憂鬱と言うには重たかった

少し前、少しと言っても「まあそうですね」と曖昧にはっきり診断された日はもう5年も前になるのだが、ああやっと終わったようだと思えたのは去年のことだったので少し前とさせていただくとして、少し前まで私は鬱状態だった。

鬱病と言うには軽く、憂鬱と言うには重たかった。なので勝手に鬱状態と呼んでいる。医学的に言えばより的確な用語があるのかもしれないし、鬱状態にも正確には別の意味があるのかもしれないが、私は医

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