見出し画像

経済活動と生産関係の変遷

私たちが生きていくためには食べ物や道具といった『モノ』が必要ですよね?

食べ物を調理するための包丁や魚を釣るための釣竿など。

また、携帯電話やどこまでも運んでくれる電車などの『サービス』がないと暮らしはとても不便になります。

だから『財・モノ(有形な商品)』や『サービス(無形な商品)』を誰かが生産しなくてはならない。そして、それを誰かが消費しなくてはならないのです。

この『財・サービスの消費・生産活動』を経済活動といいます。


では、ここで『財・サービスの消費・生産活動』の生産活動に注目してみましょう。

生産活動には生産手段を所有・指揮する側と労働する側がありますよね。
その関係を生産関係といいます。

生産関係〔経済体制〕は現在に至るまでに何度も変遷しています。

まず原始。原始では共産制をとっていました。共産制を簡単に説明すると、全員が自給自足をしていたということです。階級がなく皆同じ条件で、いわゆる社会的関係における平等主義でした。


そこから、時代が進み古代で奴隷制に変わりました。奴隷制は簡単です。自由民と呼ばれる所有者と奴隷と呼ばれる労働者がいて上下関係がはっきりしたというだけです。


そしてさらに時代が進み中世。農奴制に移りました。農奴制では所有者を領主、労働者を農奴と呼んでいました。領主にあたる人は、荘園保有層・貴族・教会・騎士。それ以外が農奴。

農奴は家族の形成・住居や耕具の所有は認められるが、転居・職業選択の自由はありませんでした。

また、農奴は賦役の義務や、領主・教会に対して税を払う義務があり、領主も農奴も生涯を通して身分が変わることはありませんでした。

賦役:農民のような特別階級の人々に課せられた労働のこと。公共への労働力としてほぼ無給で働かされる。


そんな時代を超えて近代~現代。皆さんもご存じの通り資本主義になりました。資本主義は資本家と呼ばれる所有者と労働者がいて、労働者が働いたらその労働力に応じて報酬が得られるという制度です。


今回は経済活動と生産関係についてでした。


私自身このnoteと共に勉強しているので、もし間違えているところなどがあったら教えて頂けると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?