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資本主義と社会主義

近代以降の経済体制は大きく資本主義と社会主義に大別されます。


資本主義とは経済に政府が介入せずに、できるだけ市場(家計と企業)に任せている経済体制のことです。

資本主義の国の場合、企業は利潤を最大化する為に自由競争し、より良い商品とコストダウンを目指し技術改革をを果たしていきますね?

しかし、これは一方で貧富の差を拡大してしまいます。

なぜ貧富の差が出てしまうのかというと、自由競争に負けた企業は潰され特定の企業が市場と富を独占するからです。

具体的には、利潤を主に投資にあてて拡大する「資本の集積」、企業の買収・合併による「資本の集中」などが挙げられます。また、景気変動が慢性化してしまいます。


そこでマルクスという経済学者は、この資本主義の矛盾を克服する為に社会主義という経済体制を説きました。

社会主義とは、基本的な生産手段を社会全体のものに公有化して、労働者のみ平等な社会を築くというものです。すなわち、経済に政府が介入し計画経済を行ったということです。

例えば、旧ソ連などでは国家計画委員会(ゴスプラン)が計画する、5カ年計画などの形で生産量等を厳格に決定していたんです。こうすることで景気変動が起こりません。

しかし競争がないからなかなか技術改革が起こりませんよね?そして経済は低迷。

さらに平等とはいっても一部の共産党幹部に富が独占され、強力な政府の指導は独占体制を産むことにもなったんです。


今回は資本主義と社会主義について書きました。

次回は資本主義と社会主義の良い部分を混合した混合経済について書きたいと思います。


私自身このnoteと共に勉強しているので、もし間違えているところなどがあったら教えて頂けると嬉しいです!


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