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自分の命は自分の身体にあるものだとばかり思ってた#40

※トップ画像は以下(Youtubeリンク)より引用

パスピエという好きになってもう5年も経つバンドがいる。ライブをやるとなれば、必ず行っていたくらいには好きなバンドだ。コロナ禍になってからはまだ行っていない。

(↑パスピエの代表曲をあげようと思ってもどれを選べばいいかわからなかったので、最近の曲で大好きな曲を置いてみる)

10月頭に行われたファンクラブ会員限定のライブがストリーミング配信されていたのでそれを視聴し、見ながら浮かんできたのがタイトルだった。

実はこちらのライブを見る予定はなかった。ライブはやはり会場で味わいたいという思いがあったからだ。

いつものようにYoutubeを適当に見ながら朝食を取ろうと思ったのだが、どこか気が進まない自分がいた。そんな違和感を感じながら気づけば涙が目に溜まっていた。悲しいわけでもないのに。

そして、何かの救いを求めるようにライブのストリーミング配信を見始めたのだった。

一瞬で元気になっていく自分がそこにはいた。それは”命が呼び覚まされた”と表現してもいいだろう。ただ、今日は違う言葉が浮かんできたのだった。

それが”自分の命は自分の身体以外の場所にも存在する”だ。自分の中の命(魂?)が呼び起こされたというよりは、外にあった命が自分の中に飛び込んできたような感覚だったのだ。

もしかすると、たくさんライブに足を運び、パスピエと自分との間に命を誕生させていたのかもしれない。生きるというのは不思議なものだと思った。きっと、生きるというのは、人との間に、たくさんの場所や時間、音、匂いのなかに、命を生み育むことでもあるかもしれない。

自分の身体の命が弱っているなと感じた時は、身体以外の場所にある自分の命に出会いに行こう。キーとなるのは、やっぱり「好き」「喜び」「美しさ」だろう。

2021.11.9.10:51

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