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ヘルシーな自分を育てたい#6

ヘルシーな自分。傷ついても立ち直れたり、傷ついた自分を慰められたりする自分を育てて生きたいと思う。それは僕がなりたいなりたいと喚いている、大人になることではないかと思う。

大人になりたいと喚くのは、職業的に大人でなければならないと思う部分もあるが、根底にあるのは「大人ってかっこいい。僕もなりたい」という単なる憧れである。

ヘルシーという言葉は以下からの引用。

スキーマとは「認知の土台部分となっている、価値観・ルールのこと」(p.7)のこと。例えば、最近僕の頭の中に浮かんでいる「このままベッドでゴロゴロしていると遅刻してしまうな」というのは自動思考から出る言葉であり、そのスキーマは「仕事には時間通りに行かなければならない」である。

自動思考でさえ意識しないと認知(〜と考えているなと思う)することは難しいのに、その奥にあるスキーマを認知するのはもっと難しい。でも、だからこそよくわからない生きづらさの原因やよりよく生きるためのヒントがそこにはあるのだろう。

少し自分のために書いておくのだが、ざっくりいうと、人間には「愛されたい/理解された」「有能になりたい」「自由に表現したい」「楽しく遊びたい」「自律できるようになりたい」という欲求(中核的感情欲求)があり、それらがなんらかの原因で満たされないと、生きづらさ(早期不適応的スキーマ)が作られるのだそう。

そこで、スキーマ療法では早期不適応的スキーマを、ヘルシーな大人を育てることによって癒すことを目指す。

ヘルシーな大人は、本書では以下のように述べられている。

どんな時でも味方になってくれて、いつもあなたのことを理解してくれて、正しい方向に導いてくれて、あなたの幸せを心から願ってくれて、一人の人間として認めてくれて、何があっても見捨てずに守ってくれる存在(p.45)

え、欲しい。

と思ったのが率直な感想。

そして、冒頭で述べた大人に感じるかっこよさって、実はヘルシーな大人が自分の中に存在することなんじゃないかと思っている。

自分に対してやさしくあれるから、人に対してもやさしくできる。自分を大切にできるから、人に対してもやさしくできる。

それらの前提があるから、果敢なチャレンジや狂気と呼ばれるほどの鍛錬ができるんじゃないかなと。

そう思うと、自分はただ快適ライフを送りたいんじゃなくて、何か実現したい大きなものがその先にあるのではないかと思えてきた。

それはなんなのだろうか。

その大きなものに命を与えられる日がいつか来るのだろうか。少し楽しみだ。

まずはヘルシーな大人育成計画を実行したいきたい。

その初めの一歩は、しばらく積読しているスキーマ療法のワークブックに取り組むことだと思っている。

今は自分に関心が向きがちだが、いつかこの学びを還元していきたいと思う。セルフコーチング、セルフチューニングとして。

もしかしたら、臨床心理士や公認心理士の資格を取りに行くことになるのかもしれない。

それは、なんというか、また大きな決断になりそうだなぁと思う夜であった。

2021.10.08.21:42

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