初心にかえる#66

12月8日。

今日は全く別の文脈のお二人から「初心にかえる」という言葉を聞いた。自分にとっての初心とはなんだろうか、考えてみたくなったので考えてみる。

初心と聞いてまず浮かぶのは、今やっていることをやり始めた時のことだ。例えば教師という仕事。あるいはコーチという仕事。

どちらも「人と一緒に生きていくために必要な何かを働きながら手に入れられる」と思ったからこそ始めたのだと思う。

ここまでは12月8日の日記だ。他にもいろいろ書いていたのだが消した。何を書いていたかはもう思い出せない。

ということで、今は12月9日である。

久しぶりに大好きなバンド、パスピエの大好きな曲のうちの一つである「始まりはいつも」という曲を聴いた。

この曲を聴くといつも「ここから始めよう」という勇気が湧く。職場に歩いて向かう朝には必ずといっていいほど聴いていた時期もあるくらいだ。最近聴いていなかったのは、単に他に聞きたい曲があったのもあるが、もしかしたら勇気を確かめるほどの余裕すらなかったからかもしれない。今を生きるのに必死だったとも言える。

このように余裕がなくなるとエネルギーの補給すら忘れてしまう。だからこそ、忙しなく生きる日々の中でも「始まりはいつも今ここから」なのだと思い返せるよう、ゆっくりとした静かな時間をとっていきたい。

そのなかで初心を思い出すのもいいだろう。自分にとっての初心とは、結局のところ人と居心地よく生きることなのだと思うから。

まずは自分と居心地良くいられるように。ゆっくり休みましょう。

2021.12.9.19:59



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