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VRoidをVRChatにアップロードする方法(アバターステータス:Good)(追記:Quest対応の方法)

VRoidStudioから出力したVRMファイルをVRChatに、アバターステータス「Good」になるようアップロードをする方法です。
上から飛ばさず、すべて書かれている通りに設定すればできるはず

前提
・スカート、ワンピースなど着ていても服は揺れなくていい


1.VRoid:髪の物理設定

モデルで使用している揺れものがなるべく少なくなるようにする
確か8以下だったらOKなはずですが、今回は合計6となるようにしました
以降の説明でも「6」を前提にしています

2.VRoid:瞳ハイライト・眉・アイライン設定

眉、アイラインはレイヤーを合算したときに半透明にならないようにする。
「目のハイライト」は使わないで「瞳」にレイヤーを持っていく。
(鼻とかチークとかは半透明のままでOK)

瞳ハイライト

(補足)顔のシワはあっても大丈夫

後で消せるので気にしないで大丈夫です

3.VRoid:VRMファイル出力

マテリアル数とマテリアルテクスチャ解像度を画像の通りにする。
すごく待たされるけど待つ。

【補足1:ボーン数を150以下に出来ない場合】
アバターステータスGoodにはなりませんので、この段階で服を減らすなどしてください。
アバターアップロードをしたいだけであればボーン数は150以上でもOKです。

【補足2:テクスチャが粗くなる場合】
やむを得ないものだと考えてください。
強引に修正する方法は後述「(参考)テクスチャ解像度を上げる方法」で記載していますが、大変なので…

3-1.(スカート・ワンピースのみ)VRMファイルを調整

この設定をしないとVRChat持ち込み時、座るとスカートの中身が丸見えになります。

URL:VRMスプリングボーン調整ツール(napharmonia様)にアクセス


さっきVRoidから出力したVRMファイルを選ぶ
出力できればOK

以降のUnityインポートでは、ここでDLしたファイルを使ってください。
なおボーンとかの関係でUnityインポート後の画面が若干変わります。

(参考)若干変わっちゃったUnityインポート後の画面

4.Unityの準備とか

下記のページの最後までやる

次のページ「【初心者向け】VRoid>VRCアバター変換講座2023② #VRoid #VRChat 」には進まなくてOKです


5.Unity:VRMインポート

※画像だとすでにインポート済みですが気にしないで

ここで開いたポップアップでさっき出力したVRMを選ぶ(キャプチャ取り忘れ)

6.Unity:目線

VRChatでカメラの位置になるところを設定します。

7.Unity:髪の当たり判定

(参考)スカートのときは若干画面が違うから頑張って

8.Unity:髪の物理


(参考)耳と尻尾の物理

大きさや形にもよると思うので参考程度に

猫耳
尻尾

9.Unity:lilToon導入(飛ばしてもOK)

暗いところでのアバターの見えかたが綺麗になるけど必須ではない

黄色枠:liltoonなし、青枠:liltoonあり

lilToonをDLして、今開いているunityプロジェクトに使います


訂正:②はダブルクリック

10.Unity:マテリアル設定 肌(飛ばしてもOK、lilToon導入時のみ)

ここが少しむつかしい

11.Unity:マテリアル設定 髪と服(飛ばしてもOK、lilToon導入時のみ)

基本的な操作(ドラッグアンドドロップとか)は肌と同じです

12.Unity:髪の落ち影(飛ばしてもOK、lilToon導入時のみ)

なくてもいいけどあったほうが可愛い

13.Unity:メッシュ表示(飛ばしてもOK)

これをやらないと剥げて見えたりすることがあるらしい

(参考)テクスチャ解像度を上げる方法

大変なのでおすすめしませんが、
クリスタ等の画像編集ソフトで大きいサイズのテクスチャを作り、無理やり差し替える方法があります。
Vroidからは最大4096*4096でしか出力できないので、今回私はこの方法で髪・洋服のテクスチャ(下図)のみ8192*8192のテクスチャにしました。

髪・洋服のテクスチャのパスをコピーする
8192*8192サイズに拡大したあと、
VRoidから出力した元の服のテクスチャを、慎重に位置を合わせて貼っていく

(参考)顔のシワを消す方法

下記画像の赤枠のテクスチャを画像編集ソフトで開く。
 ※開き方は一つ上の「(参考)テクスチャ解像度を上げる方法」項目を参照

元画像

画像を開いたら、
下記を参考に一部を黒く塗って(大体でOK)上書き保存する。

こんな感じで塗って、上書き保存する

14.Unity:VRChatにアップロード

ログインする

あとはアップロードまでしばらく待てばVRChatで使えるはずです。

15.最後(おすすめnote:150万画素さん)

各詳細は150万画素さんのnoteがおすすめです。

(参考)髪揺れの確認方法

Unity上で髪揺れを確認することができます。
ただしVRCでの揺れ方と違います。でもなんか揺れて嬉しいな~と思えます。


★★Android・Quest対応の方法(ステータス:Medium)★★

Quest対応もやってみました。
BlenderなしでMediumランクのアップロードができたので一応残しときます。

服のテクスチャが荒かったり、目がはみ出したりしますが気にならないならどうぞ

こんなんでもいい人用
完成形

16.VRoid:髪の物理設定(Android・Quest対応)

前髪、後ろ髪で揺れものが合計4となるようにする



17.VRoid:瞳ハイライト・眉・アイライン設定(Android・Quest対応)

本記事の「2.VRoid:瞳ハイライト・眉・アイライン設定」と同じことをやる

18.VRoid:まつげ、肌のテクスチャ設定(Android・Quest対応)

まつげはどうにもできませんので、消します(レイヤー非表示でOK)
チークも今回は消しました
肌は眉~鼻周りが一色だけになるよう塗り足します

19.VRoid:服、肌マスク(Android・Quest対応)

服はなるべく一つに統合(ポリゴンが貫通する)

肌マスクを使用して極限まで服に重なる肌を消す(ポリゴンが貫通する)

20.VRoid:ポリゴン数を15,000未満にする(Android・Quest対応)

これが大変です。この項目の上から順に試していきましょう

20-1.ポリゴンの削減 機能を使う

いったん下記画像の数値くらいにしてみましょう
これだけだとたぶん15000以下はキツイはず

20-2.髪の断面形状を一本ずつ変える

これが一番大変です。
今回は前髪だけすべて「底なし三角形」にしました。後ろ髪はそのまま。

注意! 後ろ側の髪に「底なし三角形」は使用しないこと!!
 (後ろ髪はそのままでいくか「直線(板ポリゴン)」を使うかの2択)

20-3.不要な髪を極限まで間引く

シルエットに関与しない細い毛や、2段になっている後ろ髪の内側等をどんどん非表示にしていく

下から見た図

20-1から20-3を繰り返してどうにか15,000ポリゴン以下にする
 妥協が大事です

21.VRoid出力からUnityの設定まで(Android・Quest対応)

本記事の「3.VRoid:VRMファイル出力」の通りやってください。

22.Unityの設定まで(Android・Quest対応)

本記事の以下4~7の通りやってください。
ただし!「5.Unity:VRMインポート」の一箇所だけ違うので下記画像を見て、この通り設定してください。

23.Unity:髪の物理(Android・Quest対応)

これも上記の「8.Unity:髪の物理」と同じですが今回は髪揺れの数が4個なので数字や見た目がちょっと異なります。
(設定方法はこのページ上部の方の「8.Unity:髪の物理」に全て書いてあるのでそちらを見てください)

24.Unity:VRCQuestTools導入(Android・Quest対応)

BoothからVRCQuestToolsをDLして、今開いているunityプロジェクトに使います

25.Unity:VRCQuestToolsを使う(Android・Quest対応)

26.Unity:テクスチャを修正する(Android・Quest対応)

このままだと顔がえらいことになっているので直していきます

Quest用は透過テクスチャが使えないかららしい

26-1.顔を直す

保存するときはファイル名を変えないこと
Unityどこかクリックしたら反映されるはず

26-2.服とか直す(必要に応じて)

上の顔のテクスチャと同じようにファイルを開いて、気になるところを直して上書き➡Unityで確認する…を何度も繰り返す
今回はパーカーのテクスチャだけ直しました。意外と大変でした。

27.Unity:VRChatにアップロード(Android・Quest対応)

上記の「14.Unity:VRChatにアップロード」と同じですが、アップロードの前に一箇所だけ下記画像の通りを変更してください。
変更したあと結構待ちます。
あとは「14.Unity:VRChatにアップロード」と一緒です。

おつかれさまでした!

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