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「1円の重み」と、信用・信頼。

歯医者の帰り、コーヒー豆がそろそろ切れそうになっていたことを思いだして、某スーパーに行った時の話です。

いつも買っているコーヒーの他、フルーツがトッピングされたカップデザート、乾燥わかめとか胚芽押麦とか(急に生活感溢れる買い物。笑)を手にとりレジに並びました。

私の順番が来て、お会計の最中に事件(?)は起こりました。

1万円札と10円玉と1円玉を1枚ずつ、カルトン(レジのところによくあるお金の受け渡しをするお皿)にのせたんですよ。1万円の上に硬貨を2枚。ちゃんと目で見て確認できるように、10円と1円を重ねて置かずにちゃんとずらして。

私は「11円」と認識していたのですが、レジ担当の方は「1万20円お預かりします」と言って、レジ会計へ。

いやいや、私ちゃんと11円を渡したよ、あ、でもあれかな?11円を見ながら20円と言っちゃったパターンかな?と思ってお釣りを待っていたら、

まずは大きい方、7000円から」っていうじゃないですか!!!

ほらほらきた、このパターンは硬貨のお釣りが出てくるよ?と思っていたら案の定、9円をカルトンに載せたのです。

私思わず言っちゃいましたよ、「あれ?1万11円をお渡ししましたよね?」って。

だけどその店員、自分自身でレジ入力したと思われるのに、レシート見せてきて「1万と20円ですよ」と言いはる。

私はどの色の硬貨をカルトンに出したかも覚えているのに、多分レジ担当はちゃんと見ていなかったのだろうな、枚数だけ見て、自分がいくらの硬貨を何枚受け取ったかまで、きちんと見ていなかったのだと思う。

しかも最後、その店員はこのやりとりの後で鼻で笑ったからね……フフンって。これが一番腹立った!

なにその態度?

鼻で笑う、ってどういうこと?

あまりにも頭にきたので、この怒りをどこかにぶつけたくて、Facebookのタイムラインにのせちゃいました(笑)

まあ、こうしてネタにできたので怒りはとっくのとうに浄化できたのですが……ここで思ったこと。私は本当に11円を渡していたのでしょうか?(えッ?笑)

もしかしたら、実は20円を渡していたのかもしれない……と今更自信がなくなってきました(苦笑)硬貨の色までちゃんと見ているから間違いないと思うのだけれど、例えばこれが自動計算するレジ?だったら、硬貨を機会に入れたら自動で計算するのかな?セルフレジみたいに。そうだとすると……私の見間違い&勘違いじゃん(!!)

お金の受け渡しは職場の先輩や上司から、本当に口酸っぱく注意されながら行ってきました。後輩ができた時も、私も教わってきたように伝えたつもりです。職場が職場だから、1円のミスすら許されず「現金計算は合って当たり前」なので、日々慎重にお金は扱っていました。

「1円を笑うものは1円に泣く」という経験を実際に何度もしてきました。1円が足りなくて、その原因を突き止めるのに2時間残業とか、ゴミ箱をひっくり返して1円が落ちていないかとか、端末入力で1円多く入力していないかとか、窓口金庫のどこかすき間に1円が入っていないか……とか。1円はたったの1グラムしかないけれど、大切なお金であって、1円が合わないと帰れなかったのです。

今回は9円という金額のやりとりだったけれど、まあ、ああいうスーパーはどういうレジ締めをするのか分からないけれど、自動化されているお店が多いけれど、実際に「現金」を受け渡ししているのは「人」と「人」。だから、目で現物をしっかり見て、カルトンに入れられたお金を確実に受け取って処理しなくてはいけないと思うのです。機械任せではいけないと思うのです。

もしかしたら、この考え方自体がもう古いのかもしれません……(と書くと、自分がどれだけ古い人間になっちゃったのかということを思い知らされるのでショック!)

今回は9円だったけれど、これがもし千円と1万円の見間違いとかだったらキツイよ……いや、違うね。1円でも、千円でも1万円でも同じ。現金の受け渡しミスは信用に繋がる。信用を失うような対応をしていたら、もしかしたら人によっては次回の来店が無いかもしれない……私も鼻で笑われた時、もう絶対に来ない!と思いながらもこのスーパーのない生活は全く考えられないので、そういう事はないのだけれど(苦笑)

このことを自分の仕事に置き換えて考えてみると、やっぱり「信用・信頼」は大事なこと。お客さまの大切な体を、私を信用して任せてくれるのだから、私はお客さまの期待に応えたい、サロンでお過ごしになる時間を有意義でリラックスできて、来てよかったって思ってもらえるような時間と技術を提供し続けるために努力を重ねなくては……!なのです。

だから、今回の出来事は、自分自身の行動を振り返る機会だったのかなって思うようにしました。私のちょっとした行動が、一言が、すべてを台無しにしてしまうということがあるのだから。

さて、今回は私が9円をトクしたという形になってしまったので、近くの募金箱に入れてこよう。


写真はいつかの鱗雲。


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