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インターナショナル・カルチャーショック~うちの姉兄妹~⑤(入学前のお勉強の話)

子供達が韓国で通うインターナショナルスクールがやっと決まりましたが、
それはマラソンに例えるなら、大会に申し込んだというだけ。
この先、長い距離を走り切るためには、事前の練習が欠かせません。
ということで、学校が始まるまでの1か月弱、家庭教師を付けて子供達に英会話を教えてもらうことにしました。

家庭教師になってもらったのは、30代(?)の韓国人女性Kさん。二村グローバルビレッジセンターという公民館のようなところで「英語の家庭教師をします。日本語話せます」というビラを見つけ、藁にもすがる思いで連絡をしました。以前、日本に住んでいたことがあるということで、たどたどしいながらも日本語で意思疎通ができたので即決。子供2人同時に、一回1時間、月~金の週5回で教えてもらうことにしました。
とは言っても、1か月でできることなんてたかが知れているので、とにかくアルファベットの大文字・小文字をきちんと書き分けられるようにということと、フォニックスの入門編のテキストを使って英語の発音を聞き分け、発することができるようになることを目標に、毎日頑張って勉強していました。
Kさんはなかなかの熱血指導で、長男がノートに汚い字で書いていると、「なんであなたは、何度言っても直らない?やる気がないのか!」と怒鳴って、その文字を全部消して、もう一度書き直させることも度々。それまで怒られたことのなかった長男はちょっと涙目になっていました。

この1か月の特訓の成果があったのかどうかは良くわかりませんが、子供たちは学校がスタートすると程なく友達もでき、楽しそうに学校に通うようになりました。あとで聞いたところ、最初の頃は授業で先生が話していることがほとんど分からず苦労はしたらしいのですが、それでも家庭教師をやってもらっていた1か月間に比べれば楽だし、学校は楽しい思いでしかないとのことw いい意味での入学ギャップになったみたいです。

こんな風に書いていると、KさんがスパルタンXな家庭教師みたいに聞こえるかもしれませんが、授業を離れると優しい先生で、いつも子供たちにお菓子を買って持ってきてくれるような一面もあったので、実際は子供達もそこそこ懐いていたように思います。
また、調べてみると、英語の習い始めにフォニックスをやるというのは世界の常識のようです。Kさんの指導方法が正しかったからこそ、今の子供達のバイリンガル生活があるのだと感謝しています。

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