異次元に突入
昨日、指導教育責任者等研修会に出席した。
冒頭のあいさつで兵庫県警備業協会の今西会長は今兵庫県の保安部門の有効求人倍率は8.3倍でそこに警察・自衛官が入っていることを考えると、警備員のそれは実質的に8.3倍の2倍3倍はあるんじゃないかとおっしゃっていた。
つまり、向いているかどうか分からない1人の警備員を巡って16社〜24社が奪い合う状況。
異次元に突入の感あり。
ここまで来ると、ほんとにゼロ・ベースでものを考えないと商売すら出来ない状況。
逆に言えば、人さえ集められる仕組みを作り出せば、課題の解決どころか逆にそれ自体が新たなビジネスを作り出すためのKSFになりうる。
ピンチも視点を変えるとチャンスになる。そうしていくのが経営者の仕事だと思う。
そのための前提としては、お客様からもっとお金を頂く必要があると思う。
じゃないと冗談抜きで維持できない。
働き方改革の存在が大きい。それについても今回の研修会で説明があった。
専門家ですらビックリするほどの当局の急ハンドル具合。
人のコストが警備業の限界値を超えようとしている。
厚労省の役人はホワイトじゃない現場系企業なんて潰れればいいぐらいにしか思ってないんだろう。
でも、愚痴を言ったところで何も始まらない。
なんとかしなければ。
場合によっては人を集める仕組みを作れた時点でリアルに職種変更も視野に入れた事業展開をしなければいけないかもしれない。
社会が民間警備に対して今のスタンスを取る限り、死に物狂いの創意工夫で人を集めても、割に合わない可能性がある。
警備業法に縛られない本物の警備の定義をそろそろ真剣に考える時が来たのかもしれない。
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