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【小説】遅筆から速筆になる方法

今晩は。白宮です。私は昔から結構な遅筆、遅読でした。筆が乗ってる時や楽しく書いてる時は勿論速くなるのですが、常に速く書けることが理想です。

 今は一日に一万文字は書けるようになりました。なのでその練習法や、考え方をお伝えします。

文字を書くのは筋トレと同じ
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頭の筋トレだと思ってください。筋トレってやり始めた頃にいきなり100回って無理ですよね。慣れるまでは沢山文量を書こうと思わないことが大事です。最初は10行だけ……10行書けたら次は20行に挑戦してみよう。そんな風に目標を立て、書けたらクオリティに関わらず自分を褒めましょう。質を高める練習と、文量をこなすことはまた違うのでそこはとりあえず気にしないでください。

1時間に何文字書いて、また休憩して書くを繰り返す
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まずは自分の中で1時間に50文字書こうと目標を立てます。書き終えたら休憩を設けます。この時、頭を使わないことをするのがお勧めです。
もし再開した時に書けなくても構いません。今は筋トレ初心者なんだと思って、自分の能力はまだここまでなんだと認めましょう。するとちょっと楽になります。

インプットをして引き出しを増やす
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 高い山を登る時に、準備をしないで登れますか?答えはNOですね。本を読み、知らない単語をインプットする作業は積極的に設けます。知らない熟語が出てきたら必ず辞書で引いてみます。慣れないうちは、自分の言葉じゃない単語を使うのって難しいです。なので、ノートに単語帳をつくり熟語練習をします。これはアウトプットの練習ですね。
 オススメは例文と挿絵を書くことです。そうするとエピソード記憶になって覚えやすいです。

※エピソード記憶は、覚えたいものとエピソードを結びつけることで、脳が思い出しやすくなる記憶のこと。
(林檎という単語をただ覚えるだけではなく、林檎を食べたらお腹が痛くなったというエピソードがあると脳は記憶しやすくなる。なので、よく歌にして覚えるなどの工夫がされる)

いい表現や、感動を見つけたらスマホにメモ
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例えば本を読んでこの表現がいいなと思ったらスマホにメモをします。
これは、その時の感動や表現はのちのち忘れることが多いからです。なのでいざ書こうとした時に無難な表現になったり、使い回しの言葉になったりして味気なくなります。
楽しいと書くだけじゃ、文字だと伝わりにくいので、細部まで状態を観察しメモを取りましょう。
 
 

例文  私は楽しくて笑った。

 改稿  いつもより大きく笑ったせいで頬の筋肉が痛かった。だから私は頬をほぐすように手を添えた。



まとめ
 いい文が書けないと思うと筆も遅くなります。また、いい文を書こうとしすぎるのも然り。クオリティは後からついてくるものだと思いながら、まずは筋トレという気持ちで書いてみましょう。目指すはインプット→アウトプット。




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