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noteフェス勝手にレポート①『夢を叶えるための文章表現』

#9
《本当の気持ちを文字にできたら、次は「本当はどうしたい?」って聞いてみてほしい》

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皆さん、この10/15〜10/17の3日間noteフェスが開催されているのはご存知でしょうか?

普段noteで活躍されている代表的なクリエイターさん達が、テーマに沿って講演をしたり、座談会したり、質問に応えたり。各クリエイターの方の特徴がしっかりと前に出るような形式で進んでいく半日程度のオンラインフェスティバルです。

僕は今回、そのnoteフェスの中で

山邊 鈴やまべ りんさんの『夢を叶えるための文章表現』

岸田 奈美きしだ なみさん/高林淳一たかばやし じゅんいちさんの『創作を続けるということ』

の2つに参加させて頂きました。

この2つのご講義がとっても、とーっても良かったので!それぞれ2回に分けてシェアさせてもらおうと思います!勝手に!笑


今回お届けする勝手にレポートは、山邊鈴さんの『夢を叶えるための文章表現』です。

山邊鈴さんは、高校生の時に発表した『この割れ切った世界の片隅で』というnoteで一役脚光を浴びました。(レポートおわりにリンクに載せてます)

読んだ多くの人へ問題提起と課題発出を促すその文章表現と、それを書いたのが女子高生だった、ということに当時驚かれた方も多いかと思います。

山邊さんは現在アメリカへ留学中とのことで、現地時間深夜0時を超えたあたりから、オンラインで講演して下さいました。

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さて、誠に勝手ながら以下には、山邊さんのご講演の内容を僕なりにまとめて記載していきたいと思います。

*注:
内容は僕が講演中にとったメモに基づいており、僕の解釈が多分に反映されています。

また、文中に引用している山邊さんの言葉は原文ママではございませんのでご了承ください。

夢を叶えるための文章表現→言語化術

講演が始まった直後、山邊さんは開口一番
「タイトルを変えさせて下さい」と一言。
講演のタイトルを

『夢を叶えるための文章表現』

『夢を叶えるための言語化術

へと変更しました。
その心は、

表現、よりも、言語化

もしくは

 From 言語化 to 表現

であると、山邊さんは考えたからです。

山邊さんは「私が文章を書くときに特別に“表現”を意識したことはない。特別にやってきたことがあるとすれば、それは“言語化”です」と言います。

今回、山邊さんは彼女なりの言語化術を3ステップに表してくれました。

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①頭の中でこんがらかっているものを
②言葉にして整理して
③次へのステップに役立てること

どういうことか?
山邊さんが実際に行ってきたことを通して、教えてくれました。


自分の指針を創る言語化の3つのステップ

①.②頭の中でこんがらがっているものを言語化する

山邊さんはなんと中学生のときから「私の人生はなにもなく終わってしまうのではないか」「夢は叶わないのではないか」というモヤモヤを抱えていたそうです。

彼女は、モヤモヤをモヤモヤで終わらせず、からまった糸を一本一本ほぐすようにノートに言葉にしていったといいます(なんと書いたノートは40冊以上!)。

時には人生年表を書いたり、やりたいことリストを作ったり、とにかく自分は何を考えているのか?どんな人間になりたいのか?それを貪欲に書きまくったそうです。

ここで素敵なことをおっしゃられていました。

「糸が絡まっているほど、表現にもつながる」

本当にモヤモヤした感情というのは、なかなか言葉には言い表せられません。
なぜなら、私たちの感情や思考に本当にピッタリな言葉というのは、見つけようとと思っても、持っている語彙の中からは簡単に見つからないからです。

それでも諦めずに、モヤモヤと向き合う。
言葉にすることに挑戦する。
そうすることで、あなたの中の絡まった糸達は、あなただけの言葉を紡ぐための整った糸に変わるー。

だから、考えに考えられた言葉というのは、その人の人格を乗せて多くの人に届くのですね。(From 言語化 to 表現)


③次へのステップに活かす

で、個人的にこれが肝だなと感じたのが、この③のフェーズです。

山邊さんは自分のモヤモヤを紐解いていった結果、「様々なコンテストやコンクールに応募する」という次のステップを見出しました。

実際、国連等も含めた50以上のコンクール等に応募したようです。

そうやって、得た新しい体験は新しい思考を呼びます。それをまた言語化し、糸を解いていく。

つまり、山邊さんの言う「夢を叶える言語化術」とは

モヤモヤ→言語化→行動→モヤモヤ→言語化→行動→ …
という積み重ねを行うことで、自分自身が本当に行くべき心の指針が明確になり、その指針へ進む行動が自然と自分の人生を前にも進める力になっていくことなのだと思いました。

ここで、山邊さんは「エセ言語化に注意しなさい」と言います。

エセ言語化とは何か?
例えば何かモヤモヤした時に、それが怒りやつまらなさから来ているとします。
すると、

「もっとこういう仕組みにした方がいいはずなのにムカつく!」
「あの上司のせいで本当に仕事おもんないわ。つまらん」

とつぶやきます。
一見して言語化出来ているように見えますが、これはただ不平不満を述べただけのエセ言語化です。

本当に私たちがするべき言語化とは

「あの上司のせいで、仕事が面白くない」
    ↓ なんで?
「なにをやっても認めてくれない」
    ↓ なんでそう思うの?
「褒めてくれないから…」
    ↓ 褒められたいの?
「そうじゃない。けど、Bさんのことは褒めてるから…あ、わたしBさんに嫉妬してたんだ」 
     ↓
  etc..

というように、真の言語化はモヤモヤから生まれる言葉にツッコミを続けて、モヤモヤの輪郭をはっきりさせることです。

結果的に、その言語化は自分の芯、信念、指針、価値観とも言えるような唯一無二なものを手に入れることになります。

そうやって見つけた自分の強い芯から発せられる言葉は、人の心に届くようになるのです。


最後に。
山邊さんは以下のようなメッセージを私たちにくれました。

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書くことを続けること。
それはつまり、自分のモヤモヤを言語化し続けること、自分自身の指針となるものを見つけることを指します。

書いていると、これが答えだ!
というような言葉に出会うことがあります。

けれど、「わかった!」と安心してしまうことは、それ以上考える余地をなくすことにもつながります。

人も自然も世界も、常に変化します。
「わかった」とて、言葉を追い続けることを止めず、謙虚に問い続けることが、自分にも他人にも誠実な言葉を選ぶための一番の近道なのです。

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人と人とは、簡単には分かり合えません。ましてや言葉なしでは人に想いを伝えることもできません。

「言葉」は、他者へ想いを伝えるためのツールです。
その「言葉」の糸を解き、紡ぐことは「共感」すらしてもらえなかった人達の壁を越えて、多くの人たちに届くようになります。

それが「夢を叶えるための文章表現」もとい「夢を叶えるための言語化術」
そんなメッセージで締められていました。


つじりの感想

実は僕も最近になってモヤモヤを紙ノートに書いたり、noteに書いて共有したり、言語化を始めたばかりでした。
なので、本当に勉強になりました。

学んだことは上記に記載させて頂きましたが、個人的に最も心に残ったことを挙げるとすれは「言語化と行動はセットだ」ということです。

モヤモヤって、その正体を言葉にできただけで少し安心します。
ほら、なかなか治らない症状に病名がついた時、原因がわかると安心するじゃないですか。あんな感じ。

でも、言語化で最も大事なのは、
「で、あなたは本当はどうしたいの?」
ってことなんですよ、きっと。

僕はモヤモヤの中身を知ることばかりに注意が行っていました。けれど、一番大事なのはその次のステップ。次の行動なんだなあって。

そうやって選択した次のステップというのは、何があったとしても絶対に納得できるし、自信を持てると思うんです。

言語化→モヤモヤの正体を突き止める
のではなく、
言語化➡︎自分の価値観、次のステップを明確にする

と、言語化に対する認識が変わりました。

さて。

ここまでがnoteフェス勝手にレポート①です!
イベントレポート、というか講演の内容を踏まえたnoteって書くのが初めてだったので上手く書けているか分かりませんが、少しでも山邊さんの言語化術の秘訣が皆さんに伝わっていると嬉しいです!

ちなみにアーカイブも残っているので、もしこのnoteを読んで気になった!という方はそちらもチェケラ!です!(ちなみにnoteさんの配信チームさんの仕事が素晴らしいんです!そこも注目です!)

それでは、また!(ビックリマークだらけ!)

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↑講演中に使ったメモノート


↑山邊 鈴さんの書かれたnote


↑アーカイブ

↑noteフェス イベントレポ②

#noteフェス

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