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考えるのに時間がかかってしまう→ただ悩んでいる時間が多いだけかも

「わからないことは聞いてね」と言われたから聞きに行ったのに「もうちょっと考えてから聞いてね」と言われるのは新入社員あるあるです。

じゃあ、とじっくり考えてから持っていったら今度は時間をかけすぎたみたいで「なんでもっと早く相談しなかったの」と言われてしまう。

僕はどちらかというと「ちゃんとしたものを出さなきゃ」と思って時間を掛けてしまい、でも自信がないからなかなか上司に相談できず、時間がかかった分超えるべきハードルも上がっていることを感じてまた抱えてしまい…という失敗パターンが多かったです。

どうしたらもっとスピーディにいい感じのアウトプットが出せるのか、というのは結構悩んで試行錯誤をしました。

結論としては、「ざっと考えたらさっさと人に聞く」が効果的です。

考えるとは、「問いを立てて、それに答える」ということなので、「さっさと人に聞くべきタイミング」としては2つあります。

①立てた問いがいい感じか
②出した答えがいい感じか

①が的外れだと、②でどれだけいい回答をしても意味がなくなっちゃうので、問いを立てた時点で上司に確認してもらうと手戻りが少なくなっていいです。

いけてる上司だったら、ここできっちり筋の良し悪しや抜け漏れチェックをしてくれるはず。

特に①のタイミングでは、「ざっと考えたら」聞きにいくことがポイントです。

問いを出すのは、思考力もそうだけど経験値も効いてくるので、経験が浅い人がうんうん唸っていても、広がっていかないことが多いです。だったら経験豊富な上司だったり、別専門の同僚だったりに聞いた方が早いし質も上がります。

名著「イシューからはじめよ」でも、「悩む」と「考える」の違いでこんな一説があります。

「君たちの賢い頭で10分以上真剣に考えて埒が明かないのであれば、そのことについて考えることは一度止めたほうがいい。それはもう悩んでしまっている可能性が高い」というわけだ。

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

というわけで、ざっと考えたらすぐ人に聞いちゃいましょう。

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